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「女子力高いね」って誉め言葉?いえ、「女らしさ」の強要!女性が女性にもやってる性役割押しつけ

   「××らしさ」というのは実に窮屈である。とりわけ、「女らしさ」「男らしさ」といった性役割の押しつけは、その人の生き方、人権にも大きく影響する。家事、育児、介護を任される、スカートやヒールの高いパンプスなどの着用を求められるなど、「女らしさ」を強要されていると感じる人は多いだろう。

   馬場典子リポーターは「押し付けられる方は敏感だと思うんですが、もしかしたら無意識に、自分も『女らしさ』を押し付ける側になってしまっているかもしれません」と問題提起した。

   4か月の娘を育てるアカネさん(仮名・20代)は、祖母の友人と会った時、娘が黒い洋服を着ていたら、「男の子みたいな黒い洋服を着せてかわいそうだから、ピンク色とかフリフリの洋服とかをおばあちゃんに買ってもらったら?」と言われたのがショックだったという。

   アカネさんは「(子供の服を)かわいいから買う。似合うだろうなと思って買う。色とかで性別を区別するのはどうなんだろうって思います」と話す。

気になる食レポ「女性が好きそうな味」

   視聴者からは、「お菓子を作ったら、『女子力が高い』と言われたのが引っかかった」「高校の先生から『女性は物理は苦手だから生物選択にしなさい』と説得された」「食レポで『女性が好きそうな味』と言っていたのが気になる」など、「悪気のない女らしさの押し付け」に対する声が寄せられた。

   博多大吉キャスター「食レポで『女性が好きそうな味ですね』って、結構困った時に言ってます。味の表現が見当たらない時とか、甘いものを食べるとすぐこういうの言っちゃう。カチンと来られてる視聴者の方もいると、勉強になりました」

   馬場「私も、聞き上手だったり、料理上手だったりする男性に、『女子力高いね』と言ってしまうことがあります。あれは男性はどう思っているんだろうと、今回の特集でふと思い直してしまいました」

   男性は褒めてるつもりだから、余計に始末が悪い。