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武漢から「帰国組」ホテル隔離の扱いひどい!相部屋、食事は袋に入った弁当、キーも渡さず・・・

   新型肺炎が広がる中国・武漢市から政府チャーター機第一便で帰国した人たちのうち、190人ほどは用意された千葉県内のホテルに移動したが、2人1室の相部屋だという。

   司会の小倉智昭「隔離の実態が見えてきました」

   宿泊者の男性によると、羽田空港からバスでホテルに到着したのはきのう29日(2020年1月)午後6時ごろだった。ここで初めて「部屋が140室しかなく、足りない」と聞かされ、厚生労働省の職員から「相部屋で泊まってくれる人がいないか」との要請を受け、「みなさん、隔離のために来たのにおかしいと言い始めました」という。

   このやり取りが2時間ぐらいかかり、同じ会社の人同士が受け入れるなどして、部屋に入ったのは午後8時過ぎだった。

検査結果出るまで室内軟禁状態

   さらに、宿泊者にはホテルから「検査結果が出るまでは個室内で過ごす」「カギは渡さない」「食事は弁当」という紙が配られた。その後、実際に袋に入った弁当が部屋の外に置かれた。

   古市憲寿(社会学者)「弁当も、(写真を見ると)安っぽい。隔離の協力者に、お願いの仕方がどうだったのだろうと思いますね」

   ホテルは政府が指定し、一般の宿泊はない。宿泊費は政府負担を検討中、滞在期間は検査結果が出るまでで、希望者は延長可能という。