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健康寿命を延ばす栄養素「葉酸」! 効果的に摂取するワザを「葉酸のまち」でさぐった

   きょう4日(2019年2月)の「クイズとくもり」コーナーは「葉酸」を取り上げた。

   ビタミンの一種で、DNAの合成や細胞を修復させる働きがあり、胎児の成長に欠かせないため、妊婦に積極的に摂取するよう推奨されている。

   あらゆる年齢の人にとっても重要な栄養素だ。心筋梗塞や脳卒中、認知症を引き起こすと考えられている動脈硬化の原因の一つに、悪玉アミノ酸「ホモシステイン」がある。増えすぎると血管の細胞などを傷付け、動脈硬化のリスクが高まる。

   そんなホモシステインを、葉酸が善玉アミノ酸に変えてくれる。動脈硬化予防だけでなく、骨粗しょう症予防にも期待できる。

葉酸が多い菜の花やブロッコリー、ほうれん草は光を避けて保存

   葉酸が多く含まれる食材は、菜の花やブロッコリー、ほうれん草などの緑色野菜をはじめ、いちごやマンゴーなどの果物、枝豆や豆乳などの大豆製品、レバーなどの肉類、海藻・茶だ。

   埼玉・坂戸市では、市民の健康寿命を延ばそうと、2006年から「葉酸プロジェクト」を開始。1日400マイクログラムの葉酸をとるよう呼びかけている。そんな坂戸市で、野菜に含まれる葉酸を逃さない調理術をさぐった。

   葉酸は茎や外葉にも含まれていて、特にブロッコリーの茎に豊富だ。しかし茎をどうおいしく食べたらよいか。坂戸市在住の岡田陽子さんが教えたのは、茎などの残り野菜をペーストにし、豆乳を加え塩こしょうで味をととのえた「葉酸たっぷりポタージュ」だ。

   試食した副島淳リポーター「おいしい!飲みやすい!」

   葉酸は水溶性の栄養素なので、ゆでて調理すると3分の1も流れ出てしまう。レンジで温めるか、炒めるのがおすすめだ。

   葉酸は光に当たると分解されてしまうので、野菜を保存する際は、新聞紙にくるむなどして光を避けるとよい。時間の経過でも葉酸は減ってしまうので、野菜は早めに使い切ろう。