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WHOが新型肺炎に正式名「COVID-19」―2019年に感染が始まったコロナウイルスによる病気の略

    WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスによる肺炎を「COVID-19」と命名した。「コロナウイルス」と「病気」を合わせた名前で、「2019年に最初に感染を確認した」ことからつけられた。風評被害を防ぐため、地名や動物名は避けたという。

   SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)では、呼吸器の症候群を示す「RS」をつけたが、東京歯科大の寺嶋毅教授は「今回は、発熱や倦怠感だけで終わる人や症状がほとんど出ない人もいますし、数年後まで『新型』というわけにもいかないので」と命名理由を解説する。

1回の検査では判定つかない厄介なウイルス

   中国・武漢からチャーター機の第2便で帰国し、ウイルス検査でいったん陰性と判定されて自宅待機していた40代日本人男性が発症し、第1便で帰国して千葉県勝浦市のホテルに滞在していた50代男性が3度目でようやく陽性と判定された。検査の精度は大丈夫なのか。

    「PCR」という検査で、喉などから細胞を採取してDNAを増殖させて調べるが、「最初のわずかなウイルス量では陰性になることも珍しくありません。検査を繰り返し、喉だけでなく、いろんなところから検体をとって調べるしつこさが必要」と寺嶋教授は指摘した。

    司会の加藤浩次「タイミングがむずしいなあ」