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安倍ちゃん ここでも税金私物化かい!山口県庁「総理大臣展」等身大パネル設置してツーショットに300万円

   在職長きが故に貴からず。安倍ちゃんのことである。一国の総理を安倍ちゃんとはと怒る向きもあるかもしれないが、安倍さんというほど親しくはないし、総理というにはあまりにも存在が軽すぎるから"ちゃん"にした。

   フライデーによれば、山口県県庁1階のエントランスホールで、昨年12月(2019年)に「山口県の総理大臣展」が開かれていたそうだ。山口は桂太郎、山縣有朋など何人も総理を輩出しているから不思議ではないが、一番目立つところに安倍ちゃんの写真が掲載されていて、展示も後半から安倍一色になり、生誕から現在までを詳細な写真入りで辿り、極めつけは安倍ちゃんの等身大パネルが設置してあり、誰でも安倍ちゃんと記念撮影ができるというものだった。これは全部税金で賄われ、計300万円かかったそうだ。山口県にだって反安倍はいるだろうに、やり過ぎだよ。

   新型コロナウイルスの対応にしても、安倍ちゃんにリーダーシップはないし、この難局にどう対処していいのかウロウロしているだけである。加藤厚生労働相は、新型コロナウイルスが流行とは判断できないなどと寝言をいっているが、横浜港に停泊させているダイヤモンド・プリンセス号の乗客は早急に何とかしてあげるべきだ。

   船内は新型コロナウイルスだけではなく、他のウイルスも増殖しているのではないか。体調不良を訴える客も多く、早く救出してあげないと死者が出るかもしれない。

   話はガラッと変わる。同じフライデーに、鈴木杏樹と喜多村緑郎が休憩したラブホが載っている。京葉道沿いにある客船をイメージしたという派手なラブホで、休憩だけなら4000円。今晩はフライデーを持ったカップルで満員になるのかな。

われわれの大事な年金をこんな連中に任せてたら危ない!トップは女性職員とねんごろ、部下は尾行して盗撮

   立憲民主党の安住淳国対委員長が、院内の廊下に面した扉に、2月4日付の朝刊各紙を採点したものを張り出したことで、表現の自由への圧力だ、いや問題ないと喧しい。週刊新潮は、安住に論外と酷評された産経新聞の阿比留瑠比論説委員にこういわせている。

   <「安住氏のやり方は看過しがたい事態ですが、本来は政治家がメディアについて発言すること自体は問題ではありません。それがおかしなものであれば記者たちもきちんと怒り、反論すべきです」>

   だが、菅官房長官の会見で、望月衣塑子・東京新聞記者に発言させないことに、何もいえない記者たちが、野党だけには反論するというのでは、世論が許しませんよ。

   また森喜朗の話である。この御仁、自分が何様だと思っているのか、文藝春秋で「安倍さんに続けてもらうことが国益に適う。幹事長も官房長官も新しい人に任せなさい」と発言している。

   先週の週刊新潮は、その森が、東京オリンピックの剰余金の受け皿になる新財団を立ち上げようとしていると報じた。今週は、その財団の母体となるのが、「一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」だと続報している。この中に、見過ごせない記述がある。政界のタニマチとして知られるという「セガサミーホールディングス」の里見治会長が、オリンピックが東京に決定した後の2013年秋ごろに、マスコミ、政治家、広告代理店を集めた席で、おおよそこういうことを語ったそうである。

   俺のおかげで東京オリンピックを持ってこられた。菅官房長官から話があって、「アフリカ人を買収しなくてはいけないから、4億から5億の工作資金が必要だ」といわれ、知り合いが1億、俺が3、4億用意して、国税が入らない嘉納財団に入れた。菅は「これでアフリカ票を持ってこられます」と喜んでいたというのだ。

   さらに、このスキームを作ったのは広告代理店だとも語ったそうだ。聞き捨てならない。フランス当局は、東京に招致するためにIOC委員のラミン・ディアクと息子に、電通を通じて招致委員会が計2億3000万円の賄賂を贈ったと見て、捜査をしている。この話はそれを裏付けるものである。当時、そこにいたマスコミ人はなぜこのことを書かなかったのか。そいう輩を「マスゴミ」というのだ。

   週刊文春が報じているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の、理事長退任にからむ告発騒ぎもきな臭い話である。高橋則広理事長(62)が女性職員と特別な関係にあることが問題視され、6カ月の減給と懲戒処分になったという。

   女性との関係自体は証拠となる動画があるのだが、どうやらこれは、内部の人間がトップの人間の尾行をどこかに頼んで、撮ったもののようである。高橋側は、再任を阻止したい相手陣営にハメられたと、他の2人の理事に対して反撃をしているというのである。

   おいおい、ふざけるんじゃないよといいたくなる。われわれの大切な積み立てた年金を、株で運用するという危ういことをやっている連中が、仲間内で揉めてる場合か。いっそのこと3人とも追放したらいい。

寿司屋でうどん食べるサッチーにぶつぶつ言いながら従っていた野村克也の幸せ

   秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚が本決まりになりそうである。発表はまだ先になるようだが、眞子さんの固い決意に、周囲も頷かざるを得なくなったようだ。だが、ここへきて、昨年1月に小室圭側が出した文書について、「金銭トラブルは解決済み」と報じたメディアに、小室が謝罪を要求していると週刊文春が報じている。

   いくつかのワイドショーはすでに謝罪を表明している。それは、文書に「解決済みのことだと理解してまいりました」という文言はあったが、それに続いて、今後も元婚約者からのご理解を得られるように努めるとあるのに、解決済みという点だけを強調して報じられた誤報だというのだ。

   私は眞子&圭に同情的な立場だが、それでもいまさらとは思う。結婚発表のための布石なのだろうか。

   野村克也が亡くなった。享年84。愛妻サッチーが亡くなって約2年後に、同じ虚血性心不全で亡くなった。名捕手で名監督はいうまでもないが、野村の名前は、亡くなった愛妻を慕い続け、寂しいという本音を隠さず、最後まで「ありがとう。いい奥さんでした」といい続けた男として記憶されるのではないか。

   私は、野村ではなく、サッチーとの交友が一時期あった。野村夫妻はともに酒は飲まず、市ヶ谷の行きつけの寿司屋でも、サッチーは「お寿司は好きじゃない」といいながら、うどんを食べていた。わがままを絵にかいたような妻の怒声に、ぶつぶついいながら野村は付き従っていた。婦唱夫随であった。

   コロンビア大学卒を含めて、何から何までウソをつかれたが、野村は「幸せだった」といっていたと、週刊文春が報じている。あの世でも、ヤレヤレといいながら、サッチーの後をついている野村の幸せそうな姿が浮かぶ。

フランス地方競馬の「美しすぎる女性騎手」日本に参戦!?騎乗技術も男勝り

   NHKの朝の顔と夜の顔が入れ替わる。和久田麻由子アナ(31)と桑子真帆アナ(32)である。和久田は女子学院高校から東大経済学部出身。桑子は東京外語大卒。和久田は商社マンと結婚、桑子はフジテレビのアナと結婚して離婚。

   どちらもいい子だが、私は和久田を買うな。桑子よりも華がある。最近とみにつまらなくなった「報道ステーション」は見ないで、「ウオッチ9」でテレビを切り、Netflixを見ようか。

   競馬界ではフランス旋風が巻き起こっている。本当に美しすぎる騎手、ミカエル・ミシェル(24)が、地方競馬で大フィーバーなのだ。早くも写真集の争奪戦が始まっている。騎乗技術も男に引けをとらない。アサヒ芸能によると、2年後にはJRAに参戦したいと、ルメールが習っていた日本語の家庭教師にレッスンを受けているという。

   藤田菜七子もいいが、フランス女性は雰囲気がある。こんな美人に乗られるなら馬になりたい。そう思わせるミシェルの姿を中央競馬で早く見たいものだ。

   ところで、2月10日、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がアメリカのアカデミー賞の作品賞や監督賞を獲得した。快挙である。下馬評では、「1917 命をかけた伝令」が本命だった。私も、監督賞は受賞するかもしれないが、作品賞は難しいのではないかと思っていた。

   ヨーロッパ映画でもなかなか受賞できないのに、アジア、それも韓国のリアルな現実を描いた作品が、ノミネートされただけでもすごいことだった。そのうえ、アメリカ人は字幕が苦手である。あの速さについていけないのだ。そんな三重苦といってもいい映画が、ハリウッドが誇る作品賞に選ばれるのは、オリンピックで金メダルを取るより、はるかに難しい。

   日本の後を追いかけていた韓国映画が、気が付けば、日本の数十歩も前を歩いていたのである。日本との軋轢や経済の低迷で苦しい韓国だが、これをきっかけに大きく変わりそうな予感がする。

沢尻エリカの兄「女優はやめたほうがいい。クスリは自分が責任をもって止めさせる」それがいちばん彼女のため

   FLASHから2本。沢尻エリカの兄、澤尻剣士(38)というそうだが、インタビューに答えている。彼は彼女の公判に、澤尻家を代表して証言台に立った。都内で、飲食店の店長として働いているという。

   妹の女優復帰について、「僕は、女優はやめたほうがいいと思います」と答えている。理由はわからないが、クスリは自分が責任をもって止めさせるともいっている。沢尻エリカの兄だけあって、なかなかの男前である。

   そう、女優なんて止めたほうがいい。戻れば、周囲の無責任な連中が寄ってたかってクスリと酒におぼれさせ、元の木阿弥になる。そう、覚醒剤と危険ドラッグ所持でまた逮捕された歌手の槇原敬之のように。

   お次もFLASH。前回のアメリカ大統領選で、トランプ当選を予想したという国際情勢アナリストの渡瀬裕哉が、今回はトランプが落選すると見ている。その理由の一つは資金力で、民主党が共和党を圧倒しつつあるからだという。

   民主党に、小口献金を仲介する「ActBlue」というプラットフォームができたから、バーニー・サンダース上院議員のように、大口の献金者に頼らない左派系の候補者たちが善戦できるというのである。だが、サンダースでは、トランプ支持が多い中西部の工業地帯「ラストベルト」では勝てない。

   ジョー・バイデン前副大統領やピート・ブダジェッジ・インディアナ州サウスベンド前市長なら、中道路線で党内をまとめられれば、民主党が有利だと見ているようだ。ピートがここまで善戦している。彼のことはよく知らないが、嵐を巻き起こすなら彼だろう。(文中一部敬称略)

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか