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新型コロナ感染拡大中...外出はどの程度控えるべき?専門家が疑問・不安に答えた

   新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。きょう2日(2019年3月)からは、小中学校・高校の多くが臨時休校になった。かつてない異例の事態に、多くの人が戸惑い、混乱している。

   対策しようにも、マスクやアルコール消毒液は品薄状態だ。家に引きこもりがちになっている人も少なくないが、これからどのように生活していけばいいのか。疑問や不安の声に、東京医科大学の濱田篤郎教授と、聖路加国際病院QIセンター感染管理室の坂本史衣マネジャーが答えた。

広い公園や開けた場所は行っても問題ない

   まず、外出で避けるべき場所は「窓がなく締め切った空気が入れ替わりにくい空間で、手が届くくらいの近さに多くの人がいて話している環境」。空気の入れ替えができる場所に出かけるのは怖がらなくていいという。

   旅行の予定をどうすべきか悩んでいる人もいるだろうが、新幹線や飛行機、バスはどうか。

   濱田さん「飛行機の中は比較的空気がきれいなんですよ。機内の空気は15~20分ごとに外気と全取り替えするんです。機内の空気は上から下に流れるので、あまりウイルスが飛び散ることはありません。新幹線や列車はある程度空気がこもりますが、列車の中では大声で騒いだりしませんよね。移動中の心配はあまりないと思います。むしろ駅や空港などは閉鎖空間で、皆さん結構しゃべるので、そちらに注意してください」

   坂本さん「閉鎖空間には行かないほうがいいけれど、そういうところじゃなければ行った方がいいです。広い公園や動物園など、開けたところは行っても問題ないです」

   ゲストのMEGUMIさん(タレント)「子供が家にこもっていたらずっとゲームやっちゃうし、太陽に当てないとと思っていたけど、公園くらいなら行った方がいいんですね」

   近江友里恵キャスター「高齢の方も同じように考えていいんでしょうか」

   坂本さん「高齢の方が今家の中に引きこもっていると言われていますが、逆に足腰が弱ったり、気持ちがふさいで食べられなくなったりすることが心配になってくる。適度に体を動かすための散歩をして、よく食べて、よく寝てと、健康的な生活を送ることがむしろ体力を付けるためには大事です」