J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

自粛の日の都内を歩くと...パチンコ店に長い行列、営業中のライブハウス「休んだらつぶれるから」

   新型コロナウイルスの感染拡大で東京都の小池百合子知事から異例の週末自粛要請が出た土日28、29日(2020年3月)も渋谷のパチンコ店には朝から約40人の長い行列ができていた。おととい28日に発売された人気スニーカーの売り出しには90人が並んだ。

   マスク姿で並んだ若い男性は「開く店が少ないから(買える)チャンスと思って来たが、これほどいるとは思わなかった」と話す。店は「多くの購入希望者のために開けた」という。

石原良純「外出自粛でなく禁止にしないとダメ」

   都内にはアイドルのライブを開催したライブハウスもある。100人ほどという収容人数の所に客10数人が「おサルさーんだよ~」の歌声に声を合わせ、体を震わせていた。男性ファンは「誰もいないかと思ったら、割といた。若いせいで楽しさが勝っちゃう。怖いとは思ったが、欲望に負けました」と話した。別のファンは「消毒とかやっているから、危険な場所のイメージはない」という。店側は「収入がなくなってしまうので開催せざるを得ない」(プロデューサー)、「休んだらつぶれる」(店長)としている。

   白鴎大学の岡田春恵教授は「水面下のクラスターが感染を拡大させる。クラスターをつぶそうという政策がもう限界に近づいている。とくに首都圏では早晩破綻の可能性があります」と警鐘を鳴らす。

   石原良純(タレント)「外出自粛でなく、禁止までやらないといけない」

   山口真由(ニューヨーク州弁護士)「ある程度の刑事罰と強制を課すことも国全体を守るために必要と思います」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「いや、僕は人権制限には反対だ。休業補償を従業員対象にしたらいい」

   山口や石原が「休業補償を無制限にやるのはむずかしい」と反論し、「いや、できる。やらなければいけない」と主張する玉川と意見は最後までかみ合わなかった。