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「緊急事態宣言の夜」東京・渋谷は人っ子ひとりいなくなった!新宿はネットカフェ難民

   新型コロナウイルス緊急事態宣言が出た東京はどんな様子なのか。きょう8日(2020年4月)午前0時の渋谷は、センター街も道玄坂も「歩く人の流れがありません」と岡安弥生リポーターが伝える。「店はシャッターを閉め、24時間眠らない街が眠っています。あっ、1人いた」と人影に驚くほどだ。

   路上で飲んでいた男性は、「仕事帰りに行く店が閉まっていたので」という。ゴミにネズミが群がり「すごい数です。いやあ、恐い」(岡安)

焼き肉店・居酒屋は「いつつぶれるか・・・」

   深夜の新宿歌舞伎町にいた齋藤寿幸リポーターは「街行く人はほとんどいません」。営業中の焼肉店員は「バイトを使わずに社員だけでやっているが、いつ給料をもらえなくなるのか不安」と語った。居酒屋の店長は「2週間前から売り上げは10分の1。給付金を200万円もらっても2カ月持たない。融資を申し込んでも連絡もこない」

   スナック店長は「この1週間で売り上げは1万円だけ。常連客のために今週までは開います」という。ネットカフェの経営者は「行き場のないネットカフェ難民を守る義務を感じますよ。出ていけとは言えない」と話した。早朝の仕事で寝泊まりする男性は「ここに好きで来る人はいない。ホテルだと1泊8000円で、1日の日当が飛ぶ」と、最後のよりどころだそうだ。

安倍首相は「人出80%減」というけれど・・・平日昼間は仕事もある

   緊急事態宣言で政府は人出の80%減をめざすという。政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「国民に行動制限を求めた宣言の目的はある程度達成した」と、相変わらずの政府支持だ。白鴎大学の岡田晴恵教授は「70~80%減らすのを国民への呼びかけだけでできるのか。土日の人出は減ったが、平日はまだです。本当に達成したのか」と懐疑的だ。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「80%減らすには、インフラ関係以外は『すべて休んで』と要請しなければいけなかったのではないですか」