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都内の1つの病院で92人も集団感染!だがこれは氷山の一角、水面下で高齢者に広がる典型的なパターンだ

   東京都中野区にある中野江古田病院できのう12日(2020年4月)までに、新型コロナウイルスで87人の感染が発生した。これは都内できのう一日に確認された感染者数166人の半分以上にあたる。

   この病院はベッド数173で、個室はなく、ひと部屋に4~6人が入る。外来を受診した男性は「ご老人(患者)が多い印象です」という。今月1日に病院から保健所に発熱患者がいるとの報告があり、4日に入院中の5人の感染が判明し、患者や病院関係者100人ほどが検査を受けていた。

個室はなく、ひと部屋に4~6人が入る病院

   司会の羽鳥慎一「この病院だけで感染者92人ということです」

   集団感染(クラスター)の様相が強まり、病院は5日から外来と入院患者の受け入れを停止した。

   斎藤ちはるアナ「毎日新聞によりますと、都が医療法に基づき、7日に立ち入り検査を実施したばかりでした」

   白鴎大学の岡田晴恵教授は「水面下で広がり、高齢者にたどりつくコロナウイルスの典型的な出方です。病院や高齢者施設で大規模な感染が起きる」と指摘し、現場の保健所に応援を出し、医療以外の雑務を他部署からのスタッフに任せるなどの対策が急ぎ必要だと強調した。