J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

新型コロナ「濃厚接触者」定義変更で陽性増える?「発症2日前から」「1メートル以内」「15分以上」

   新型コロナウイルスの濃厚接触者の定義が変更された。これまでは感染者と「発症以降に」「対面で目安2メートル以内の距離で」接した人としてきた。国立感染症研究所はおととい20日(2020年4月)からは、「発症2日前から」「手の届く範囲(1メートル以内)で」「15分以上」接した場合とした。

症状が出る直前が感染力最強

   2日前からとなったことを、「発症前が感染のピークだという研究も出てきました」と司会の羽鳥慎一が説明した。医学誌に発表された香港大学の論文によると、感染力が高い状態は、発症する2~3日前に始まり、0・7日前にピークがくる可能性があるという。

   白鷗大学の岡田晴恵教授は「感染のピークが発症前なので、やっかいなウイルスで、人を見たらコロナと思えみたいに感じちゃいます」という。羽鳥は「これ(定義の範囲)でなければ大丈夫だというわけではないですよね。とにかく人と接しないことです」と念を押した。