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休校だから...「手作り給食」毎日届ける教頭先生!大きなリュック背負って生徒一人ひとりを訪問

   新型コロナウイルスによる死亡がアメリカに次いで多くなったイギリスは、いまだロックダウンが続き、学校も休校中だが、「生徒を笑顔にしたい」と、毎日、給食を届ける小学校の教頭先生がいるという。

   ゼーン・パウルス先生(47)は月曜日から金曜日まで、ジャガイモ、リンゴ、お菓子、缶詰など80食の給食をそれぞれ紙袋に詰めて、子どもたちに届けている。総重量約5キロになるリュックを背負い、肩からも大きな荷物を下げ、約2時間かけて子どもたちの家を訪ね歩く。歩いて回る自分の姿を見せることで子どもたちを励ましたい、という思いからだ。

   門越しに給食を受け取った子どもたちが「休みの日まで届けてくれて本当にありがとうございます」と声をかけると、「君たちは優しいね」とパウルス先生。多くの子どもたちが家の壁や窓に感謝の言葉をつづった絵を飾っていた。

「グッとラック!」のテレビ電話に「とにかく子どもたちを笑顔にしたい」

   パウルス先生はきのう7日(2020年5月)、「グッとラック!」のテレビ電話での取材に対し、「学校が閉鎖となり、子どもたちの安全が心配でした。そこで給食を届けることにしたんです。そうすれば、子どもたちの家での様子も確認できると思いました」「どんなに重くても、どんなに時間がかかっても、晴れようが雨だろうが、子どもたちが学校に戻れるまで続けます。私はとにかく子どもたちを笑顔にしたい」と話した。

   山崎大祐(社会起業家)「今しかできない教育が絶対にあります。カリキュラムが遅れるということがあるかもしれませんが、今は最大の教育を提供できるチャンスです」

   キャスターの立川志らく「子どもたちは大変な思いをいますが、この経験が人を思いやる気持ちにつながって、コロナの世代の子どもたちは立派な大人になるはずです」