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「勝武士」力士も助からない新型コロナ!稽古中もマスク、ぶつかり自粛、ちゃんこ個別盛り付けしてたのに...

   大相撲三段目の勝武士(本名・末武清孝さん)はきのう13日(2020年5月)に、新型コロナウイルス感染による多臓器不全で死去した。先月4~5日に38度の高熱を出し、6日に近隣の病院をたずねたが診てもらえず、8日に血痰が出て救急車で大学病院に搬送された。9日に容体が悪化して別の大学病院に入院。10日にPCR検査で陽性が確認された。19日から集中治療室で治療が続いていた。

   山梨・甲府市の出身で、中学卒業して高田川部屋に入門。巡業の「初っ切り」というコミカルな取り組みを2014年から務めていた。小柄だが、愛嬌のある顔と軽妙な動きで人気だった。無観客興行となった大阪場所の3月16日に、ブログで「大阪場所9日目、2勝2敗であります。勝ち越しを目指して頑張ります」と書いていた。

相撲協会は力士や行司に抗体検査

   各部屋では、ぶつかり稽古も自粛、料理も個別に盛り付けて会話もしないようにして、感染防止に努めていたという。元力士の大至は「28歳の若さでねえ。力士は強いイメージがありますが、あらためて怖い病気だと思います」と話した。相撲協会は、力士や行司など協会員の希望者に抗体検査を実施する。

   司会の小倉智昭は、「糖尿病だったといいます。力士は運動量が大きいから食べるし、気をつけないといけませんよね」

   相撲記者の横野レイコは「いま大相撲は、稽古中もマスクをしています。強い人とぶつかってこその稽古なんですが」