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新型コロナ・ワクチンまだまだ先――来夏に間に合わなければ「東京オリンピック」中止?

   新型コロナウイルスのワクチンは第2波に間に合いそうもない。「開発は年を越える」と、政府専門家会議座長の脇田隆字・国立感染症研究所長はきのう20日(2020年5月)、衆院予算委員会で説明した。副作用の有無を見きわめる必要があり、ワクチンがいつできるかは「現時点で答えるのはむずかしい」という。

   白鴎大学の岡田晴恵教授は「私もその通りと思います。ワクチン開発では、悪い抗体ができると、ウイルスが爆発的にできたり、免疫異常が起きたりすることがあります」と解説した。

   高木美保(タレント)「政治と医療の世界は切り離して冷静に判断してほしいです」

海外選手は来ないし、競技場はバリバリ3密

   政府諮問委員会のメンバーで経済学者の竹森俊平・慶応大教授は、ワクチンが来年夏までに実用化しない場合は、「東京五輪がもしかしたら無観客試合かもしれない」と指摘した。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「感染を広げずにオリンピックをやるなら、海外から来る人は感染していない証明が必要だし、感染が怖くて入国できないかもしれない。検査により感染の有無をはっきり分けない限り、ワクチンが間に合わなければ開催はむずかしいのではないでしょうかね」