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自転車にも「あおり運転」適用!急な進路変更やブレーキ、接近や執拗なベル...2回違反すると講習義務付け

   猛スピード、逆走、ノロノロ運転、蛇行運転、信号無視、幅寄せ...乱暴なドライバーの話ではない。最近、街のあちこちで自転車の危険運転が目立つ。「続々と自転車が来ますねえ。車より自転車の数の方が多いですね」。きのう16日(2020年6月)午前8時半、リポーターの齋藤寿幸が東京・渋谷のスクランブル交差点でウオッチしていると、予想以上に自転車が目立った。

   運転していた20代の男性に聞くと、「新型コロナウイルスであんまり電車に乗りたくないので」という。30代の女性も「やっぱりコロナの方が怖いから、少しでも予防になればと思って」と、コロナの影響について話す。

   しかし、乗っているのは安全な人ばかりではない。「交差点で人が行き来している中、縫うように器用にすり抜けていきます。日傘の片手運転もいます」。齋藤が危ないと思う場面も何回もあった。タクシー運転手は、「急な進路変更とかで、ヒヤッとすることもよくあります」と話す。

「あおり」というより危険走行

   司会の羽鳥慎一「明らかに危険な運転もあります。こういったものが摘発の対象になります」

   今月30日(2020年6月)から、自転車にも「あおり運転」が適用される。対象となるのは、自動車、バイク、他の自転車への妨害行為として、「逆走」「幅寄せ」「進路変更」「不必要なブレーキ」「執拗なベル」「短い車間距離」「追い越し違反」の7つの危険な行為を自転車の「あおり運転」とされる。3年以内に2回違反をすると、自転車運転者講習の受講が義務付けられ、受講しないと5万円以下の罰金になる。

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「あおり運転と言いますが、実際は危険運転ですよね。ハッとすることがよくあります。一方で、自転車専用道路も少ないので、これからは環境面やコロナの影響で自転車は増えると思いますので、駐輪場なども含め整備してほしいですね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「自転車のナンバープレートをつけたら、抑止になると思います」