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〈警視庁・捜査一課長2020/第10話〉(テレビ朝日系7月9日木曜放送)
カレーコンテストで優勝したカレー店の女性店長が殺された。現場に大量に撒き散らされていた黒コショウの謎は?

   カレーコンテストで優勝した「UMAUMAカレー」の店長・住谷香奈(中別府葵)が、開店前の店内で死んでいるのが見つかった。遺体とその周囲の床には、業務用の一斗缶に入った黒コショウが大量に撒き散らされていた。何者かが住谷を殺した後でまいたのだ。

   警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)が臨場すると、捜査員たちはマスクを付けているにもかかわらず、全員が激しくクシャミをしていた。犯人がコショウをまいたのは、何らかの恨みを晴らすためなのか?

  • 「警視庁・捜査一課長2020」(テレビ朝日の番組ホームページより)
    「警視庁・捜査一課長2020」(テレビ朝日の番組ホームページより)
  • 「警視庁・捜査一課長2020」(テレビ朝日の番組ホームページより)

コンテストは出来レースだったという噂があり...

   住谷が優勝したのは、辛口批評で知られるグルメライター、スパイス武田こと武田茂樹(片桐仁)が主催した『スパイス武田杯ALL TOKYOカレーコンテスト』で、店内に飾られていた優勝トロフィーが凶器だと判明した。

   優勝後、「UMAUMAカレー」の売り上げは大きく伸びたのだが、店の従業員によると、住谷はコンテストのことで悩んでいたという。並みいるカレーの名店を差し置いて優勝したのはいいが、その後、武田と住谷が付き合っていて、コンテストは出来レースだったとの噂が広まっていたのだ。やはりコンテスト絡みの殺人という線が濃厚だ。

   一方、住谷の店のメニューを見た捜査一課現場資料班主任・平井真琴(斉藤由貴)は、住谷はカレーにさほど強いこだわりを持っていなかったのではと、例によって直感する。平井は手がかりを求め、コンテストで最下位に終わったカレー店を訪ねる。ところが、開店時刻を過ぎてもオープンする気配がない。

   ようやく開いた店で煮込みカレーを食べた平井は、思わず目を見張る。それは『最下位』とは思えないほど激ウマのカレーだった。

   常連客の松野平吉(渡辺正行)の話では、店主・出口梨子(南沢奈央)は自分のカレーの出来に満足することがなく、日々悩み続け、煮詰まってしまうタイプだという。その言葉どおり、平井が出口に犯行時間の朝8時ごろのアリバイを尋ねると、「どこにいたんだっけ?」と悩み始め、煮詰まってしまった。

   捜査線上に浮かんでいるのは、コンテストの主催者で、被害者と交際していたと噂される武田と、事件当時のアリバイがハッキリしない出口だが、事件の謎を解く鍵は激ウマ煮込みカレーの味にあった......。(よる8時放送)

寒山