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はんぱじゃない「巣ごもり特需」。ソファや家具114%増、学習参考書142%増に。家庭菜園のタネ、虫よけ殺虫剤も大売れ

   新型コロナウイルスの影響で、きのう17日(2020年8月)発表された4~6月期の実質GDPは年率換算マイナス27.8%と戦後最大の落ち込みとなった。そんなコロナ不況のなか、売れ行きを伸ばしているものもある。

   総務省が発表した1世帯あたりの支出金額調査によると、6月の1か月間はテレワークの影響により、ソファやテーブルは前年比114%と激増、パソコンも25%増となった。商品ジャーナリストの北村森氏は「自粛が長期化すると判断し、自宅を快適にするものには多少高くてもお金を出す傾向があります」。

   "巣ごもり"特需となっているのが、25%増の園芸用品だ。「サカタのタネ」の広報担当者は「ベランダで手軽に育てられるハーブは前年比約2.5倍、枝豆は約1.8倍売れました」という。自分で家具をつくっったりガーデニングに使ったりする木材などの設備材料は38%増だった。

外に行かないから...コンタクト減り、メガネは増加

   このほか、休校長期化で学習参考教材が142%増の大幅アップとなった。意外なところでは、殺虫・防虫剤の30%増。アース製薬の担当者は「新型コロナ対策で換気のために窓を開ける機会が多く、虫対策用品の需要が高まったのでは」と話していた。

   自宅にいる時間が増えたことにより、コンタクトレンズは3%減だったが、メガネは逆に9%増だった。美容院に行かない人のニーズが高まり、カラーリング剤など理美容用品も6~7%増えた。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「僕はリモートでの出演があったので、通信環境をよくするために光ファイバーに設備投資しました」

   菅野朋子(弁護士)「私も家で過ごす時間を豊かにするために、テラス用のテーブルとチェアを買いました。こんなに家がゆったりできるものなのかと再認識しましたね」

   北村氏「今後は、バーチャル墓参りなど従来とは違う付加価値のある商品に需要が生まれると思います」