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びっくり!「やかん食中毒」、スポーツ飲料と水垢が反応し毒素に...大分の高齢者施設で患者13人。水筒のさびや傷でも起きるぞ!

   「熱中症対策でスポーツ飲料を飲む方は多いと思いますが、入れ物には注意が必要です」ときょう19日(2020年8月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えたのは、大分で発生した"やかん食中毒"だ。やかんに入れていたスポーツ飲料を飲んだ13人が急性食中毒になるという出来事が、先月6日(2020年7月)、大分県の高齢者施設で起きた。やかんの内部に付着していた水あかに、水道水に含まれる微量の銅が蓄積しており、それが酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出したことが原因だという。

炭酸、乳酸菌、果汁などが入った酸性飲料は入れ物に注意を!

   これを受け、厚生労働省は、やかんや水筒など金属製の容器でスポーツ飲料などを飲む際には注意するようツイッターで呼びかけ始めた。注意が必要なのは、スポーツ飲料や炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料など酸性の飲み物で、容器の内側に傷がついている場合が危険なのだという。水筒でスポーツ飲料を安全に飲むには、「内部にさびや傷がないか確認する」「長時間入れたままにしない」「定期的に新しく買い替える」の3点に気を付ける必要がある。

   ポカリスエットを製造・販売している大塚製薬の担当者は「金属製容器でポカリスエットを保存することは、基本的に推奨していません。スポーツ飲料対応の水筒はOK」と話す。象印マホービンの担当者は「最近の水筒の内部はフッ素加工がされているので、スポーツ飲料を入れてもOKです。その日のうちに洗うことで、より安全に使えます」という。

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「知りませんでした。びっくりしましたね」

   羽鳥「スポーツ飲料ってアルカリ性なのかと思ったら、酸性なんですね。アルカリ性になるのは体に入ってから、ということも知りませんでした」