J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

藤井聡太二冠、歴史に残る「すごい封じ手」加藤ヒフミンも「AIがいかに隆盛でも、芸術的な一手で将棋界を沸かせて」と大感激

   将棋の藤井聡太棋聖(18)が20日(2020年8月)、王位戦第4局で木村一基王位(47)を破って史上最年少で王位、棋聖の二冠を獲得し、八段に昇格した。その2日間にわたる対局で見せた「封じ手」がすごかった。ファンからは「衝撃的」の声も上がった。

   封じ手は第1日目の最後に一手を紙に書いて立会人にわたしておき、翌2日目はここから戦いが再開されるルール。そこで藤井は「8七同飛成」。相手の銀をとったが、すぐにその飛車をとられた。自分の飛車と相手の銀を刺し違える超強手だ。

自分の飛車と相手の銀を刺し違える超強手だ

   永世名人の森内俊之九段は「銀の倍の価値はある飛車を捨てたが、その後に形勢を盛り返す先を読んでの一手。度胸がないとできない」と評価した。SNSではファンから「まさかの攻撃的一手」「将棋史に残る封じ手」と驚嘆や称賛がつづいた。

   司会の加藤浩次「いやあ、すごいですね」

   菊地幸夫(弁護士)「飛車は手元で最大の武器として使いたいコマですもんね」

   大畑大介(ラグビー元日本代表)「常識にとらわれない強さがあります」

   藤井二冠の誕生に、羽生善治九段は「将棋界のフロントランナーとして活躍してもらいたい」、加藤一二三九段は「AIがいかに隆盛でも、芸術的な一手で将棋界を沸かせてほしい」とコメントを寄せた。