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次期首相は菅氏で決まり。「安倍路線の継承」と全く新味なし!田﨑史郎によると「二階派VS3大派閥の主導権争いが今後の波乱」程度らしい

   自民党の次期総裁選び。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)に続いて2日(2020年9月)、菅義偉官房長官(71)が出馬を表明、二階派、麻生派など5大派閥が菅氏支持を表明、事実上、菅氏で決まりの状況だ。

   菅氏は会見で、「コロナ対策に全力を尽くす」「安倍政権が進めてきた改革を進める必要がある。アベノミクスにも責任を持つ」と安倍路線を継承する姿勢を明らかにした。記者から「安倍政権の延長か?」と問われて、「官房長官は、役所の縦割りをぶち壊せるただ1人の大臣だ。縦割りの弊害をぶち破って新しいものを作っていく」と述べた。

麻生太郎、細田博之、竹下亘氏の3ボスが異例の会見

   また同日、麻生太郎、細田博之、竹下亘氏の3派の領袖が揃って会見するという異例の展開で、会見場には鼻白んだ空気が流れた。真っ先に菅氏支持を表明した二階俊博幹事長の姿はなく、憶測を呼んだ。政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は、「先に二階氏が菅政権への流れを作ったので、3派閥がポスト争いの主導権を取ろうと動いたのではないか。派閥会長が揃って会見するのは極めて異例だ」という。

   自らは無派閥の菅氏は「私は派閥の連合で推されているわけではありません。自らの判断で出馬を決意した。派閥に所属していない人たちのエネルギーが私を押し上げてくれている」と、派閥依存を否定したが......。

   司会の羽鳥慎一「派閥の主導権争いが見えた。二階さんには連絡しないで会見したらしい。すごいですね」

   高木美保(タレント)「自民党が下野していたとき、多様性のある大きさを見せないと指示を得られないといっていたのに、やっぱり変わってない。露骨ですね」

   玉川徹(レギュラーコメンテーター)「安倍政権の悪いことは踏襲してもらいたくない。特に新型コロナではとても褒められるものじゃない。安倍政権は危機管理能力が高くはなかった」