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地方銀行に預けている人は今すぐ自分の預金をチェックして!まったく身に覚えがないのにドコモ口座から不正出金の被害が続々!

   「NTTドコモのネット決済サービスであるドコモ口座を悪用した不正出金」をキャスターの水卜麻美アナウンサーが取り上げた。口座を作ったことがなく、まったく身に覚えがないのに金額が引き落とされるという。

   宮城県の30代女性は今年(2020年)2月、七十七(しちじゅうしち)銀行の預金残高をアプリで確認していて、「ドコモコウザ」という自分が開設していない口座に4件計30万円が引き落とされたことに気づいた。「電子マネーやキャッシュレスとかは、ほとんど分からないので想像もしませんでした」という。

何者かが被害者に成りすまして簡単に登録できる

   ドコモが連携している銀行の預金者名義で第三者が勝手にドコモ口座を開設。何らかの方法で盗んだ口座番号や暗証番号を使って預金者口座とひも付けをし、預金の一部を引き出したとみられる。Webセキュリティーに詳しい徳丸浩さんは「口座開設の本人確認がメールアドレスだけで行われたために、簡単に何者かが被害者に成りすまして登録できてしまったのではないか」と分析する。

   地方銀行はセキュリティー対策を大手銀行のように自前ではなく、共同利用サービスで行うことが多い。NTTドコモと連携する35地銀のうち七十七銀行や滋賀銀行、中国銀行など少なくとも8行で被害が発生、NTTドコモはきょう10日(2020年9月)から35銀行の新規ひも付け口座開設を停止した。

   司会の加藤浩次「簡単にいうとセキュリティーが甘かったわけだ」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「記帳しないで気づかない人が全国にいます。注意がいります」

   下川美奈(日本テレビ報道局社会部解説委員)「ひんぱんに自分の口座をチェックして、おかしければ問い合わせる必要があります」