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「嵐の20年」番宣トークで振り返ると、二宮が挙げた「WBC野球日本一」は小倉智昭とテレビにかじりついて番組収録が遅れてしまった時のこと。小倉のおかげで世紀の一瞬を目撃できたのは、やっぱり記憶に残るだろう。

   「THE MUSIC DAY NEWS」 (2020年9月11日夜8時54分~・日本テレビ系)9月12日(2020年)に日本テレビ系で8時間ぶっ通しで放送された「THE MUSIC DAY」の番宣番組。嵐の櫻井翔と水卜麻美日本テレビアナウンサーが司会を務め、番組内容について紹介した。放送前日のこの日は、「日本の20年×嵐の20年」と題した企画について説明。嵐メンバーを呼んで、この20年を振り返り、印象に残っていることを話しあった。

   松本潤が「ケータイじゃない?」と口火を切った。「確かに」と納得する櫻井。櫻井が着信音を自分で打っていたことを話すと、松本が着信メロディーを自作していたことをあげ、相葉雅紀も「やってた、やってた」と輪に加わる。ちなみに大野はガラケー時代、もらいものの3メートルのアンテナをつけ、バッテリー切れを心配しては頻繁に充電していた過去を持つ。

   そんな大野のこの20年の思い出は、2000年になったこと。ニュースキャスターらしく「(コンピューターが誤作動する)ミレニアム(2000年)問題とか言われてたもんね」と櫻井が返すと、大野はまるっきり別のことを考えており、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で主人公が2015年の未来に行ったことを持ち出した。既に現実は5年先になっていることに改めて「すごい」と目を丸くした。大野は人一倍2000年に思い入れがある。小学生の頃「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」の一節で大ベストセラーになった「ノストラダムスの大予言」の人類滅亡説を妄信していたのだ。なので何事もなく2000年が迎えられたことにショックを受けたそうだ。

  • 日本テレビ「THE MUSIC DAY」公式ホームページより
    日本テレビ「THE MUSIC DAY」公式ホームページより
  • 日本テレビ「THE MUSIC DAY」公式ホームページより

相場はホノルルでのユニセフ「カウントダウンマラソン」完走だった

   「2000年を2回迎えられたってすごい......すごいことだなって思った」と明かしたのは、相葉雅紀。日付変更線を越えてシドニーとハワイでマラソンに挑戦した。これは、デビューした年の年末の番組「ワールドカウントダウンスーパースペシャルLOVE LOVE2000」でのこと。ユニセフのニューイヤーファンランに嵐が参加。オーストラリア・シドニーで完走した後、日付変更線を越え1999年に逆戻りしてハワイ・ホノルルでのカウントダウンファンランに挑戦した。シドニーで嵐一の速さでゴールした相葉には忘れられない思い出だったようだ。

   「俺はね、日本の20年で言うと、野球が世界一になったこと!」と元気よく語ったのは、二宮和也。かつて二宮は野球少年だった。「あー、確かにあれ感動したなあ」と言う櫻井が「汐留にいて、小倉(智昭)さんがずっと、タレントクローク(番組出演者控室)のモニターから離れなかったときでしょ」と続けた。

   嵐は小倉と「嵐の宿題くん」(日本テレビ)にレギュラー出演しており、2009年3月23日に行われたWBC日本代表と韓国との決勝戦をテレビ観戦していた。相葉が、小倉がモニターにかじりついていたせいで収録が押してしまったことを口を滑らせると、慌てて松本が「ちょうど決勝か何かだったんだよね」とフォロー、貴重な一戦だったことを訴えた。「世界一になるってすげえなって思ったもん」と二宮が日本2連覇の快挙を誇らしげに語ったのだった。とはいえ、大ベテランの小倉が野球に没頭していたら、嵐はもちろんスタッフの誰も止められなかったに違いない。小倉に便乗して世紀の一瞬を目撃した嵐、これは記憶に残る思い出だろう。

知央