J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

<エール>(第80話・10月2日金曜放送)
「音楽は軍需品」と断言され、音は音楽挺身隊の活動に疑問を抱く。一方、「裕一が戦争に利用されているのでは」と心配する鉄男と木枯は古山家を訪れる

   音楽挺身隊に参加し、歌うことの喜びを感じていた古山音(二階堂ふみ)。しかし戦争が激化するにつれ、その気持ちに変化が訪れる。

   音楽で戦争に協力することに疑問を抱き始めていた音に、音楽挺身隊の責任者は「我々の使命は日本の勝利に貢献することです。音楽は軍需品なんですよ」と言い放つ。

   そんなある日、新聞記者に戻った村野鉄男(中村蒼)が、作曲家の木枯正人(野田洋次郎)を連れて古山家にやってくる。裕一(窪田正孝)は2人を迎え入れ、3人は酒を酌み交わす。

「国民のひとりとして、今出来ることをするしかない」

   やがて話は戦争と音楽の話になる。裕一が戦時歌謡を量産する一方、戦意高揚の楽曲にあふれる音楽界に抵抗を感じている鉄男と木枯は、創作活動から距離を置いていた。

   鉄男「お前の真面目さが戦争に利用されているんじゃないかと心配なんだ」

   裕一「今は、国民のひとりとして出来ることをやっていくしかない。僕は音楽で国に貢献したいと思っている」

   裕一と音、そしてともに音楽を作って来た仲間たちの間にも少しずつズレが生じ始めていた。

(NHK総合あさ8時)