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「まだ保菌者でしょ?」トランプ退院に田村淳驚く。「日本では相当叩かれるのに米国は『よく出てきた』となる不思議」

   新型コロナウイルスに感染し入院していたトランプ米大統領が日本時間の6日(2020年10月)に退院した。感染公表からわずか3日後の退院だ。

   大統領は退院直前「本当に気分が良いです。コロナを恐れないでください」とツイート。医療施設から表に出ると、「何人の職員が感染したのか」という記者の質問に「ありがとう」とだけ答え、親指を立て「いいね」ポーズを決め、ヘリコプターに乗り込んでいった。

   メインコメンテーターの田村淳「選挙を戦わないといけないので、かなり無理しているのではないか。日本のリーダーが完治していないのに出てきたら相当叩かれるのに、アメリカでは支持者が『よく出てきた!』となる。そこも不思議です。だってまだ保菌者じゃないですか」

この大事な時になぜ...ホワイトハウスクラスターで18人感染

   焦りからか、回復アピールをしまくっている大統領。入院中だった現地時間4日には、大統領専用車の中から「いいね」ポーズを連発して支持者にサービス。車には少なくとも2人のシークレットサービスが同乗しており、「彼は政治ショーのためにシークレットサービスの命を危険にさらした」と批判が上がっている。

   東邦大学の小林寅喆教授(感染制御学専門)は「治療には抗体カクテルという未承認の薬も使っている。酸素濃度が下がったという報告もあったので、一時期は悪い方向に進むと医師団は考え、あらゆる手段を講じたのでしょう。トランプさんの年齢を考えると今後も予断が許せない状況だと思います」と話している。

   国山ハセン(TBSアナウンサー)「ホワイトハウスクラスターでは今までに少なくても18人の感染が分かっています。危機管理の甘さが指摘されます」

   望月優大(フリーライター)「これまでは『市民のことは危険にさらしても、自分たちの身は守るぐらいのことはできるんだろう』と思っていた。普通に考えたら、ここでみんなで感染したら選挙に負けるということは分かりますから。でも、それすらできていない。国家の危機管理上、最悪のことが起きています。理解できないです」