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三浦春馬さん「おカネの切れ目が恋のはじまり」最終回に号泣の渦!「本当にいなくなった現実を突きつけられた」「すべての台詞が追悼だ」「辛い気持ちでドラマを作った役者、制作陣に感謝です」

   三浦春馬さん(享年30)の遺作となったTBS系ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」最終回が6日(2020年10月)放送されたが、三浦春馬さんは回想シーン以外にほとんど登場せず、春馬さんへの追悼を思わせるセリフが満載の回となった。

   ネット上では「改めて三浦さんがいなくなった事実を突きつけられて号泣が止まりません」「辛い気持ちでドラマを作った役者さん、制作陣の苦労を思うとありがたいです」といった哀悼と感謝の気持ちが殺到した。

  • 痩せ方が尋常じゃない三浦春馬さん。「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBSの番組ホームページより)
    痩せ方が尋常じゃない三浦春馬さん。「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBSの番組ホームページより)
  • 痩せ方が尋常じゃない三浦春馬さん。「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBSの番組ホームページより)

「すぐへラッと笑って、ひょっこり帰ってきますから」

   春馬さん演じる慶太は、早朝に玲子(松岡茉優)の家から出て行ったきり帰ってこない。慶太の両親が、鎌倉の玲子の家にやってくる。慶太が留守の部屋に入った父・富彦(草刈正雄)と母・菜々子(キムラ緑子)は、慶太が描いたおもちゃのアイデアに目を細める。富彦は「慶太は俺とは違う。人を笑顔にする才能を、生まれたときから持っていた」「あいつは、あいつのままでいい」とつぶやき、慶太の笑顔が回想される。

   菜々子は、脱ぎ散らかした慶太の上着をハンガーにかけ、「ママは、いつだって慶ちゃんの一番のファンだからね」と呼びかける。同僚の板垣(北村匠海)も、「すぐへラッと笑って、ひょっこり帰ってきますから」と玲子に呼びかける。早乙女(三浦翔平)も「本当、自由なヤツだな」とつぶやく。そして、最後は、戸が開いて足音がしたことから、慶太が帰ってきたと思わせる終わり方で幕を閉じ、「春馬くん ずっと大好きだよ キャスト・スタッフ一同」のテロップが流れた。

   ネットでは号泣の声があふれた。

   「冒頭、春馬さんが布団で寝ているシーンは辛そうで胸が張り裂けそうでした。痩せ方が尋常じゃない。1回目と比べてもかなり痩せている。春馬君が一生懸命頑張ったドラマだから観ましたが、共演者の皆様も辛い撮影だったと御察しいたします。皆様の台詞は春馬君への思いだと伝わり涙が溢れ出しました」

皆さん、辛い中でめいっぱいの演技と、想像しただけで切なくなる

   「終始涙なしには見られませんでした。演者の皆さんが春馬くんへの思いを込めて、一つひとつの台詞を言っていましたね。皆さん、お辛い中でめいっぱいの演技だったのだろうと、想像しただけで切なくなります。台本も書き換えていただき、あの形が最高の結末だったと思いました。放送していただき、春馬ファンとして感謝でいっぱいです」

   「慶太のいないダイニングテーブル。慶太のいない部屋。慶太のいないデスク。慶太のいないドラマの世界は、あまりに寂し過ぎる。物語の中の慶太も亡くなってしまったような言葉ばかりで、胸がザワザワしてしまって。儚いホタルまで...。3話までは、確かに春馬さんはそこに居たのですよね。現実がつきつけられた感覚です。春馬さん、最後まで頑張ってくださってありがとう」

   「今までこんなドラマがあっただろうか。あるわけない。どんな結末になるのか固唾を飲んでいたが、涙が溢れて止まらない自分がいました。役者さん、スタッフさんたちの愛が溢れていて、ありがとう、ありがとうって嗚咽しました。前向きに、疲れたら休んで、春馬さんの笑顔を思い出しながら歩いていきたい。凄い人でした。凄すぎる人でした」

   「号泣でした。出演者の方々の表情も、台詞も、春馬さんへの追悼に聞こえました。ペットロボットの猿彦すら、春馬さんと重なってしまいました。もう春馬さんは、本当にいないのだという現実も突きつけられ、泣きすぎて、今朝はぼんやりしています」

これほど見ている者を不安にさせるドラマがあっただろうか?

   ただ、こんな声もあったのは事実だ。

   「最後のテロップに寒気がした。緑子さんや松岡茉優さんの演技や、終わりの草刈さんの重い語りとはかけ離れ、ポップになり過ぎて違和感があった。NHKのせかほしの哀悼の意とは全く別物でしたね」

   「キムラ緑子さんは、リアルにキツかったと思う。前にもお母さんの役をされていたし。やつれた姿はお芝居じゃなかった。劇中、ガラス越しに話すシーンはあったけど、撮影が同じ日は殆どなかったのかな?会えたら相談もできたかも知れないのに。両親が部屋を訪れるシーン、押し入れの中に骸骨があり、引戸側にその骸骨の箱があり、交互に映るようにしてあったのを見て、震えるほどの恐怖を感じました」

   「この最終回は辛すぎた。春馬くんがいないのを思い知らされるというか...。どうしたの?何があったの?なんでこんなことになっちゃったの?と思いながら見ていた。ドラマって視聴者を楽しくさせるものなのに、これほど不安にさせるドラマがあっただろうか?あの後、猿彦とジャケットの行方はどうなったのでしょうか?」(テレビウォッチ編集部)