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夜明け前の軍事パレードは異例づくし! 北朝鮮、花火や電飾キラキラ、新型ミサイルも公開。偵察衛星を気にし、劇的効果狙ったか

   北朝鮮がおととい10日(2020年10月)未明、大規模な軍事パレードを行った。まだ空が暗いなか、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)や新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)に加え、例のごとく一糸乱れぬ隊列や大規模な人文字なども披露された。それにしても、なぜ未明の開催だったのか。

   金正恩委員長は「強力な最新兵器で装備した革命武力があるので、侵略勢力も絶対に神聖な我が国を狙えない」と演説。一方で「北と南が再び両手を合わせる日が戻ることを望む」とも述べた。

新型ICBM射程距離は1万3000キロ以上の恐ろしさ...

   パレードで披露された新型ICBMの射程距離について、韓国メディアは、米国本土が射程に入る1万3000キロかそれ以上と推測。先端部分が長いことから複数の弾頭を搭載し、同時攻撃が可能な技術を組み込んだ可能性があると指摘している。また、アメリカ政府高官は「北朝鮮が禁止された核やミサイルの開発を優先し続けていることに失望している」とコメントした。

   司会の水卜麻美アナ「未明に行われたということには、どういった狙いがあったのでしょうか」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「軍事力を誇示するため、電飾を使ってカラフルで劇的な効果を狙ったということではないでしょうか。一方で、常にアメリカの偵察衛星が飛んでいるので、(暗いうちにやることで)全部は見せないようにしたということもあるかもしれません」