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夫婦でもカップルでも「望まない性的行為」は「性暴力」! SHELLYさんの「子どもがやめてと言ったらやめる」教育が性的同意の考えにつながる

   きょう19日(2020年10月)のあさイチは「性的同意」について取り上げた。

   9月23日放送の「子どもにどう教える?『性』の話」で、タレントのSHELLYさんが「娘たちに『あなたのNOには力があるんだ』ということを教えるために、子どもがやめてって言ったことは絶対にやめています。やめてって言っても大人がやめてくれないんだと思ったら、自分のNOには力がないんだと思わせてしまう」と発言したことに、大きな反響があった。それを受けての企画だ。

   SHELLYさん「私が娘に教えていることが、直接性的同意につながると思っているんです。性的なことをする時は、必ずお互いが『いいよ』『しようね』という同意が取れた上でしかしちゃいけない。自分が『嫌だな』『あんまりしたくないな』という時は嫌だって言っていいんだよということが、本当はすごく当たり前なことなのに、何となく失われている気がするんです」

「望まないキス」「プライベートゾーンを触る・触らせる」も暴力だと認識を

   内閣府の男女共同参画局ホームページには、「望まない性的な行為は性的な暴力にあたります」との記載がある。望まないセックスやセクハラ、DVはもちろんだが、望まないキス、プライベートゾーンを触る・触らせるなどもこれに含まれる。

   博多大吉キャスター「恋人同士でもご夫婦であっても、望まない性的行為はDVとか痴漢とか、そういうのと一緒なんですね」

   性的な行為について何となく常識となっている、「夫婦なら相手の求めに応じるのも愛情」「家についていったらセックスOKのサイン」「誤解されるような態度をとる方が悪い」「時には強引さも必要」といった考えは間違いなのだ。

   SHELLYさん「性的同意って言ってもムードが壊れるし、どうしたらいいの?という方もいらっしゃると思うんですが、すごく単純だと思います。『いい?』と聞く。『イヤ』『ちょっと今日は大丈夫』と言いやすい雰囲気も大事だと思います。夫婦間でも、昨日はすごくしたかったけど今日はちょっとしたくない、なんてこともあるじゃないですか。都度都度で必ず、性的な行為をする時はしっかり同意を取る。〇〇していい?って聞く。すごくシンプルなことでいいんじゃないかなって思います」

「NO」は「今その行為が嫌」なだけ、言われても傷付く必要はない

   近江友里恵キャスター「日本人ってNOと言うことに慣れてないから、『イヤ』って普段から言える関係性を作っていくのもすごく大事だなと思います」

   博多華丸キャスター「言い慣れてないし言われ慣れてないのもあるし、言われた時に動揺しちゃうんですよね」

   臨床心理士のみたらし加奈さんは「『NO』はすべてへの『NO』ではない」と説く。

   SHELLYさん「『今』『その行為』に『NO』と言っているだけ。だからNOと言われても傷付く必要はないですよと言ってくださったんです。NOを言われた側も、『今、あなたとここでこれは嫌だよ』というNOとして受け入れれば、素直に受け入れられるのかなと思いました」

文・ピノコ