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新幹線の感染リスクを徹底調査!「GoTo」で旅行や帰省したいけど...コロナ禍の長距離移動は大丈夫だろうか? 

   きょう26日(2020年10月)のあさイチは「withコロナ生活のモヤモヤ」がテーマだった。

   「Go To トラベルキャンペーン」が始まり、旅行や帰省を考える人も増えてきただろうが、まだ長距離移動に二の足を踏んでしまう人も少なくないだろう。旅行ジャーナリストの村田和子さんの出張に同行し、他の乗客と長時間一緒に乗る新幹線の感染リスクを考えた。

ネット予約なら車両の混み具合の確認も簡単、空いてる座席に変更もOK

   村田さんが出発前に必ず確認するのが、予約した座席周辺の混み具合だ。席をネット予約すれば手軽に車両の混み具合が確認でき、きっぷを受け取るまでに座席変更できる場合もある。JR西日本によると、窓口できっぷを買う際も希望すれば比較的空いている席から案内してもらえるという。

   村田さんの旅は10月5日の午前、新横浜駅からスタートだ。「1つのホームに1か所ですかね、開いている売店は」(村田さん)ホームが密にならないよう、営業する売店を減らしているようだ。

   村田さんはのぞみに乗車し、岡山駅へ。車内の様子は、「2人がけ、3人がけの席に1人いるかいないかという感じで、隣に知らない方が座るという状況では今はないですね。マスクは全員着けています」(村田さん)。

   村田さんが座る指定席車両では、新神戸―岡山間では埋まっている座席が2割弱。同じ区間で自由席車両は半分以上埋まっていたが、乗客は全員マスクを着け静かな印象だった。

新幹線の空気は8分で入れ替わる!ウイルスが99.9%除去できて安心

   車内の換気はどうなっているのか。新幹線では、外から取り入れた空気を窓の上の吹き出し口から車内に送り込み、座席下部の吸い込み口から車内の空気を外に吐き出している。JR西日本の実験では、8分ほどで車内の空気がほぼ入れ替わることがわかった。

   村田さん自身、出張を重ねながら自分なりの対策を試行錯誤してきたという。体温計、除菌シート、消毒液は必ず持ち歩き、座席のテーブルやスーツケースなど、ウイルスが気になる場所に触れたら、顔を触ったり食事したりする前に手を消毒するよう心がけている。

   岡山駅に着くまでの3時間、村田さんは感染リスクを感じる場面に出くわすことはなかった。

   村田さん「乗るたびに思うのは、新幹線自体は換気もちゃんとしていますし、密な状況は今のところない。自分でも密を避けることもできるので、そのあたりは工夫でいけるんじゃないかと思います」

   小林孝司アナウンサー「他の交通機関の換気は、人が乗っていない場合、空気が入れ替わるまで飛行機は3分、観光バスは5分、普段使う通勤電車は窓を開けた場合2~6分、路線バスは3分ということです」

   順天堂大学大学院医学研究科の堀賢教授「1時間に8回空気が入れ替わると、99.9%のウイルスが除けるといわれています。8分で空気が入れ替わるなら大丈夫ということです」

ピノコ