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知られざる長寿県「滋賀」...健康のカギは伝統グルメ「えび豆」にあり!?毎日食べられるレシピをホテル料理長がシェア

   きょう29日(2020年10月)放送のリモート旅企画「みんなでシェア旅」は、滋賀を取り上げた。実は日本屈指の長寿県の滋賀。平均寿命は男性で全国1位、女性で全国4位だ。

   喫煙者が少ない、多量飲酒する人が少ない、スポーツする人が多い...など様々な分析がされているが、立命館大学スポーツ健康科学部の海老久美子(えび・くみこ)教授が注目するのが、琵琶湖の伝統グルメ「えび豆」だ。「エビ教授」が「えび豆」をオススメするなんて愉快な企画だ。

   海老さん「小さなえびと大豆をまるごといただけるえび豆は、カルシウムとタンパク質が豊富で、この2つは健康寿命を延伸させるために積極的に摂ってほしい栄養素です」

   琵琶湖で獲れる「スジエビ」というえびと大豆を甘辛く煮る料理だが、毎日たくさん食べるには塩分と糖分が気になるところ。より健康的にするため、海老さんが考案した「ab豆」という料理の作り方を、レシピを共同開発したホテル料理長の岡本賢治さんがシェアした。

いつもの料理にちょい足しするだけでおいしい&栄養満点に

   2時間水に浸した大豆を、塩をひとつまみ入れた湯で好みの固さになるまでゆでる。えびはスジエビがなければ桜エビなどの小さなものを、火が通るまであくを取りながらゆで、一度ざるに上げる。

   ゆで汁を200ミリリットル鍋に戻し、顆粒だしのもと(和風)、うす口しょうゆ、みりん、輪切り唐辛子を加えて煮立たせたら、えびと大豆とともによく混ぜ、冷まして完成だ。冷蔵庫で5日間ほど保存できる。

   稲垣秀人アナウンサー「楽しんで食べ続けてほしいということで、他の食材と組み合わせるのがおすすめということです。そうすると飽きが来ませんし、他の栄養素も効率よく摂取できます。レシピを考えるのが面倒だという方は、いつもの料理に足すだけで大丈夫です。トマトパスタにそのままab豆をのせたり、大葉やみょうがなどの薬味と一緒にまぜご飯にしたり。ポテトサラダに加えると食感の違いが楽しめます。日本人の1日あたりのカルシウムとタンパク質の平均摂取量をみると、この20年カルシウムは減少傾向が続いていますし、タンパク質もかつてよりは減っています。海老教授によると、今年はコロナ太りを気にして食べずに栄養不足になる人が増えているんだそうです。特に若い方、お子さんは体を作る上でタンパク質やカルシウムはとても大切な栄養素なので、ぜひしっかり摂取してほしいということです」