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米大統領選決着つかず!「不正があった」「差し止めだ」とトランプがやっぱり駄々こね訴訟戦術、泥仕合の様相

   米大統領選は、日本時間のきのう4日(2020年11月)朝に始まった開票作業が、24時間以上たったきょう5日も続き、決着がつかない状態が続いている。集計するメディアによって数は異なるが、「スッキリ」は、両陣営の選挙人獲得数についてきょう5日午前9時現在で、バイデン氏243人、トランプ氏214人と伝えた。バイデン氏やや優勢という状況に、トランプ氏が「不正があった」と駄々をこね始めるなど泥仕合の様相を見せている。

   司会の加藤浩次「相当な激戦ですね」

   アメリカ政治に詳しい上智大の前嶋和弘教授「トランプさんが最後追い上げましたが、2016年ほどの勢いはありませんでした。これからカギを握るのは郵便投票の開票です。まだ何とも言えません」

徳川時代にできた制度を温存している問題が噴出

   郵便投票をめぐる問題の1つが、ペンシルベニア州だ。2重の封筒で発送しなければならないうえ、投票用紙や封筒の誤発送があり、大量の無効票が見込まれている。また、日本テレビワシントン支局の矢岡亮一郎記者は「気になる情報が入ってきました。トランプ陣営が(バイデン氏が勝利したと報道された)ウィスコンシン州の開票結果について不正があったとして再集計を求めると発表しました。ミシガン州でも開票作業の差し止めを求めています」と伝えた。

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「選挙人制度のねじれが限界まで来ています。普通にみんなが投票したものを合算すればいいはずなのに、日本でいえば徳川時代にできた制度をずっと温存していることが問題です」

   下川美奈(日本テレビ解説委員)「トランプ敗退という結果になると、混乱が続く気がします」

   モーリー・ロバートソン「とにかく、アメリカの人たちよ、落ち着け、と言いたい。粛々と開票して全部数えたら、トランプさんが勝つ可能性もあるわけです。慌てずにとりあえず1回数えてしまってはどうか、と日本に住んでいるアメリカ人(私)は思います」