J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

高額商品が当たる「SNS懸賞」にハマる人続出!フォローし投稿するだけ。セブ島往復航空券が当たった人も。ただし詐欺には注意を

   「フォロー&RT(リツイート)で毎月10名様にオリジナルQUOカード1万円分プレゼント」「フォロー&リツイートでオリジナルスプーンが当たる」――企業のSNSをフォロー&リツイートすれば、高額商品が当たるという「SNS懸賞」が話題だ。応募方法は、企業のアカウントをフォローし、欲しい商品の投稿をリツイートするだけ。住所や氏名を記入したりハガキを投函したりする必要はないとあって、利用者が増えているという。

   SNS懸賞歴3年という30代の主婦は「子どもが寝ている間やごはんを作りながらちょこちょこっとやっています」。懸賞の応募にかける時間は1日に計1~2時間で、150~200件応募する。当選する数は1か月に40~50件。これまでに当選したものの中には、ニンテンドースイッチやホットプレート、ダイソンの扇風機などの高額商品もある。

パソコン3台を駆使、2時間で100件応募の主婦は「お得です」

   SNS懸賞歴7年という20代の主婦は、3台のパソコンを駆使し、1日2時間で約100件応募している。これまでにセブ島行きの往復ペア航空券やZOZOTOWNのクーポン券10万円分などが当たったこともあるという。「普段買えないようなものがタダでもらえる。すごくお得だと思います」と話していた。

   企業も力を入れている。製菓会社の「明治」のカカオマーケティング部の船山慶氏は「ブランドと20代30代の若年層との接点を作り出すことが課題でしたが、SNS懸賞は効果があります」。コンビニチェーン「ローソン」マーケティング戦略本部長の白井明子氏は「ツイッターのトレンドにのると、ローソンに興味のないお客様にも届きます」と話していた。

   「スッキリ」が取材した応募した主婦たちによると、「新しくツイッターを立ち上げたキャンペーンなら、一言添える」「大企業なら、締切日ギリギリに応募する」「当選者数に対するリツイート数をチェックし、応募者数が少ないものを探して応募する」というのが、当選確率をアップさせるコツだという。これをもとに番組スタッフ4人が5日間で合計約500件応募したが、当たったのはビール50円割引券だけだった。

   司会の加藤浩次「これも努力ですね。頭が下がります」

   大竹真リポーター「僕もこの5日間、1日10~15件応募しました。今のところ1件も当たっていません」

   ただし、おいしい話にはウラもある。ITジャーナリストの三上洋氏によると、現金をばらまくプレゼント企画や当選前に個人情報を聞き出すものには、詐欺の場合もあるという。

   加藤「軽い気持ちでやると大変なことになります。気を付けてください」