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近藤真彦の不倫騒動、ジャニーズ事務所は「なかった」ことにしようとした。松本人志が事務所の大きさに関わらず「平等に扱うべきだ」と真っ当な意見を述べた。さらに妻が「離婚する」と突き放し、近藤もケジメをつけなくてはならなくなった。俺にはメディアを潰せる「権力」があると豪語した近藤は、 テレビアナたちが嬉しそうに不倫騒動を語るのを、どんな思いで見たのか。

   文春の先週号で、25歳下の美人社長との不倫愛を報じられた近藤真彦だが、ジャニーズ事務所はいったんは「なかった」ことにしようとしたらしい。スポーツ紙やテレビに、記事を取り上げないよう通達を出していたそうで、ほとんどのテレビはやらなかったらしい。唯一踏み込んだのが、松本人志がコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、事務所の大きさに関わらず「平等に扱うべきだ」という意見を述べたそうだ。

   そうした真っ当な批判が出てようやく、「メディアをコントロールするのはおかしい」と批判の矛先がジャニーズに向き、あわてたジュリー社長が近藤に「無期限芸能活動自粛処分」を下したのだという。

   さらに近藤を追い詰めたのは、妻の怒りだったそうだ。不倫のカモフラージュに、彼女とも面識のある人間たちが一役買っていたことで、「奥さんは(近藤の=筆者注)必死の弁明にも聞く耳を持たず、一時は『離婚する』と言って突き放したといいます。そこでマッチもケジメをつけなくてはならなくなった」(近藤の知人)という。

   レコードデビュー40周年を迎える近藤は、年末からライブやイベントを行う予定だったが、すべて白紙撤回されたそうだ。

   事務所が近藤の処分を発表したため、テレビは安心して一斉に不倫報道を始めた。俺にはテレビもスポーツ紙も潰せる「権力」があると豪語していた近藤は、テレビアナたちが嬉しそうに不倫騒動を語るのを、どんな思いで見ていたのだろうか。

  • 「不倫騒動」最中、同じ週に近藤真彦を表紙にした「週刊朝日」と「AERA」
    「不倫騒動」最中、同じ週に近藤真彦を表紙にした「週刊朝日」と「AERA」
  • 「不倫騒動」最中、同じ週に近藤真彦を表紙にした「週刊朝日」と「AERA」

各誌読むと、小林摩耶は亭主の國光吟に"洗脳"されているかのようだ。しばらく休んで、心身を整えることに専念したほうがいい。

   フリーアナの小林麻耶(41)がおかしいらしい。レギュラーで出ている朝の『グッとラック!』(TBS系)を降板させられ、事務所からも契約解除されてしまったと各誌が報じている。どうやら、亭主の國光吟(37)の影響で、このところ番組内で「奇行」がたびたびあったことが原因らしい。

   妹の小林麻央が亡くなってすぐに、國光と結婚して、一度は芸能界を引退したが、1年も経たないうちに復帰した。文春によれば、國光という男、本業は整体師だが、タレント活動もやり、スピリチュアルなほうにも詳しいらしい。麻耶は、彼を現場に連れてきて、「その服はダメ」「方角がよくない」と何かと口をはさむそうだ。また、突然麻耶がドスの利いた声で、「やってらんねえよ!」などと声を荒げたこともあるそうだ。

   各誌の記事を読んでいると、何やら亭主に"洗脳"されているかのようである。ここはしばらく休んで、心身を整えることに専念したほうがいい。

小林摩耶と夫の國光吟(本人の動画『コバヤシテレビ局』より)
小林摩耶と夫の國光吟(本人の動画『コバヤシテレビ局』より)

愛犬が歩道でオシッコを3回もしたのに、小泉進次郎と滝クリ夫妻は何もしなかったという。環境大臣がそれでいいのか。

   FLASHに、「好きなお天気キャスター」ランキングで19年、20年と連続で1位になった阿部華也子(24)というお天気お姉さんの2年前の古いお話が載っている。彼女、『めざましテレビ』(フジテレビ系)でお天気お姉さんを5年もやっているという。早稲田大学時代からキャスターとして活躍していたそうだが、男心をキューンとさせそうな容姿である。

   そんな彼女が大学4年生のとき、時間無制限、呑み放題のスタンディングの"ナンパバー"で、店にいた行きずりの30代の男と意気投合し、みんなの見ている前で10分間のディープキスをしたというのである。だが、彼女を持ち帰れると思っていた男に、突然素面に戻り「私、帰る」といって阿部は出ていってしまったそうだ。ただそれだけのお話。

   この阿部という女性、フジテレビ社員と交際しているのをFLASHが報じたらしいが、その後、その社員は別の部署に飛ばされてしまったという。男を狂わす魔性の女か、一度会ってみたいね。

   フライデーは、新鋭ポップロックバンド「緑黄色野菜」ならぬ「緑黄色社会」のボーカルで、女優の波瑠ソックリな美女、長屋晴子(25)と、実力派ロックバンド「BIGMAMA」のボーカル金井政人(35)が、仲良くコンビニで買い物をして、金井のマンションへと消えていったと報じている。

   それがどうした! とはいわない。同じフライデーに、夜8時ごろ、SPと犬を連れた小泉進次郎と滝クリ夫妻が、子どもと一緒に広尾のイタリアンで飯を食っていたと報じている。食事に行くのにSPを連れてというのもどうかとは思うが、私が気になったのは、店を出た愛犬が歩道でオシッコを3回もしたというのに、小泉夫妻は何もせず、そのまま家に帰ったというところだ。

   ペットボトルの水で洗い流すのが愛犬家のエチケットではないのかな、小泉環境大臣殿。

小林進次郎環境相と滝川クリステル夫婦
小林進次郎環境相と滝川クリステル夫婦

文春によると、国場幸之助議員は「不倫示談」に沖縄最大の暴力団の手を借りたという。菅内閣の外務政務官が由々しきことだ。

   さて、文春の国場幸之助衆議院議員(47)の「不倫示談」の話だが、何やら込み入っていてよく分からない。要は、2018年の4月、地元沖縄の那覇市で、彼はガールズバーでしたたか呑み、路上で観光客とトラブルになったが、そのときのバーの女経営者と不倫していたそうだ。その不倫を文春が報じたため、国場は県連会長を辞任した。その後、女経営者と夫は離婚し、元夫のほうが国場に慰謝料を求める民事訴訟を起こしたという。

   昨年12月に和解は成立したが、その過程で、国場側が現役暴力団幹部に「不倫示談」を依頼していたというのである。その際の弁明書を文春は動かぬ証拠として入手した。そこには沖縄唯一の指定暴力団「旭琉會」の文字に続き、「旭琉會」の二次団体名と幹部の名前が記され、実印が押されているという。

   現役の国会議員が指定暴力団に示談の仲介を依頼したとは、由々しきことである。国場は菅内閣で外務政務官に起用されている。どう説明するのだろうか。

   新潮が先週報じた、鹿児島県の離島・馬毛島をめぐる疑獄疑惑だが、今週も続報している。この土地を所有していた「タストン社」と防衛省との交渉が難航していて資金不足になったため、「リッチ社」というのが出てきてカネを貸し、ここの会社と親しい加藤勝信議員や和泉洋人首相補佐官と何らかの話し合いによって、当初、45億円だった評価額が160億円にまで引き上げられて「タストン社」から買い上げられ、「リッチ社」も莫大な仲介料を手にしたというのである。

   なぜ、115億円も引き上げられたのか。その裏には、加藤現官房長官という大物議員の働きかけがあったのか。現政権をも崩壊させかねない大スキャンダルに発展するのか。新潮の頑張りに期待しよう。

国場幸之助外務政務官(本人の公式サイト)
国場幸之助外務政務官(本人の公式サイト)

休場続きの横綱白鵬と鶴竜。大相撲とは名ばかりの"お子ちゃま相撲"にファンはバカにしていると怒るべきだ。

   大相撲は、またも幕尻の志摩ノ海が優勝争いに絡み、多少盛り上がったが、2場所連続で2横綱が休場では、小相撲とでもいい換えたほうがいい。ポストは、横綱審議委員会が責任を果たしていないと難じているが、その通りである。

   白鵬は最近7場所で5回休場、鶴竜も7場所で6回目の休場。白鵬は日本国籍を取得したが、鶴竜はまだ帰化の手続きが進まないため、このまま引退すると協会に残れない。そのために時間をかけて、だらだらと休場、出場を繰り返している。そんな相撲を見せられる客は、バカにしていると怒るべきだ。

   横綱審議委員会は1950年の4月に発足したそうだ。それは、初場所で東富士、羽黒山、照国の3横綱がそろって途中休場したために、有識者の諮問機関として設立されたそうである。

   初代委員長は元伯爵で貴族院議員の酒井忠正で、作家の船橋聖一、尾崎士郎などそうそうたる人物がいて、ダメな横綱に「進退を決せよ」と警告したという。

   だが、9月場所の横審では、白鵬と鶴竜への「激励・注意・引退勧告」などが俎上に上ったものの、具体的な決議はなかったそうだ。一応、白鵬と鶴竜は、「次の場所に進退をかける」といってはいるが、裏で星をカネで買って帳尻を合わせるのではないか。

   村社会、階級社会の大相撲ムラでは、こうしたことがまかり通ってしまう。 協会は、NHKの放映権料の上に胡坐をかき、横綱たちに厳しいことはいわない。 白鵬、鶴竜がいなくなっても、次々に粗製乱造横綱をつくり続け、大相撲とは名ばかりの"お子ちゃま相撲"に堕していくのだろう。

白鵬(ロイター・アフよりロ)
白鵬(ロイター・アフよりロ)

年末の有馬記念までGⅠレースが続くが、今年はコロナで海外から「優勝請負人」騎手が誰もやってこない。

   さて、競馬のほうは年末の有馬記念までGⅠレースが続くが、アサヒ芸能によると、今年は競走馬生産界の雄「ノーザン帝国」に異変が起きているという。まずは、11年以来9年ぶりにクラシック無冠。GⅠ勝利が昨年は19勝だったのに、今年はまだ7勝しかしていない。

   億以上で購入した超高額馬5頭が未勝利のまま。11月29日のジャパンカップで、ノーザンファームの代表馬、アーモンドアイが敗れるようなことがあると、「来年は古馬路線も厳しい年になるかもしれません」(競馬関係者)

   さらに、ノーザンのファーストチョイス騎手はルメールだが、当然ながら全ての有力馬に乗るわけにはいかない。

   例年なら、海外から「優勝請負人」騎手がやってきたが、今年はコロナのために誰もやってこない。今週のマイルチャンピオンシップに出走するサリオスも、ルメールがグランアレグリアに騎乗のため、結局、空いていたデムーロに決めたというのである。

   デムーロには悪いが、来日当初はルメールと競っていたが、ここ数年はあまりいい騎乗がない。サリオスでアレグリアと優勝争いできないと、デムーロは終わったといわれかねない。正念場である。

   やはり競馬の話題だが、新潮に、中央競馬のおよそ8割を生産する北海道日高でも異変が起きているというのだ。日高内には700の牧場と約1万3000頭の競走馬が暮らしているが、馬に関わる仕事は3Kで、調教師や調教要員も日本人の成り手がなくて困っているという。

   そのため数年前から、かつてイギリスの植民地で、競馬が盛んで、馬に馴れた人が多いインド人が、大量に流入しているというのである。現在は400人ほどのインド人が仕事をしていて、ヒンディー語が聞かれ、イスラム教徒のための肉も売られているそうだ。

   御多分に漏れず、インド人の仲間内でもめ事はあるようだが、三冠牝馬のデアリングタクトを世話しているのがインド人かもしれないと思うと、何やら夢が膨らむ気がするではないか。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】
先週、ここで推奨したラヴズオンリーユーは惜しくも3着だったが、ラヴズ1頭軸の3連複は△△◎で4260円。まあまあか。
さて、今週はマイルチャンピオンS。グランアレグリアもそうだが、またがるルメール人気もあって、単勝は1倍台の始めか。今のルメールは神がかっている。私は常々、今の競馬は馬6人4だといっているが、ルメールが乗ると馬4人6になる。
先週のラッキーライラックもルメールでなかったら勝てなかったのではないか。このGⅠは牝馬が勝てないレースではあるが、ルメールのアレグリアならいける。2番人気になるサリオスだが、この馬はマイルよりももう少し距離が長いほうがいいのではないか。
そこで、グランアレグリアからの馬単流しで、アウィルアウェイ、サウンドキアラ、ヴァンドギャルド、カツジ、ラウダシオン、レシステンシアまで。GOODLUCK!

中山競馬場
中山競馬場

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。