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インドネシア実習生、出国前にPCR陰性だったのに入国直前17人が陽性に!制限緩和で自主待機生活になっても注意が必要だ

   外国人の入国を巡って先月(2020年10月)からビジネスや留学などの中長期の在留資格を持つ外国人の入国制限が緩和されているが、入国の際に検査を受けて陰性を証明し、14日間の自主待機生活が必要だ。フランスから今月(2020年11月)入国した男性(23)は「ようやく隔離が終わったばかりで安心しています。フランスではロックダウンなので外に出られない。日本は自由に歩けてうれしいよ」と喜んでいた。

   一方で陰性証明を持っているのに陽性になっているというケースもあった。読売新聞によると2020年11月11日、インドネシアからの技能実習生17人が入国手続き前の検査で陽性だったことがわかった。インドネシアを出国する際は17人とも陰性証明を受けていたという。どこで、いつ、感染したのか。

10月の訪日外国人2万7千人。陰性証明書もらって出国するが...

   立本信吾アナが訪日外国人の人数と空港での陽性者数について説明する。7月(2020年)にビジネス目的の往来が再開されると、次第に増え、10月には訪日外国人が2万7400人になり、陽性者も142人となった。その中で、関西空港でインドネシアから来た技能実習生ら49人が抗原検査やPCR検査などしたところ、17人が陽性になったというのだ。

   カズレーザー(お笑いタレント)「35%近い感染率、あまり聞いたことがない高い数字ですね」

   出国72時間前にPCR検査をして陰性証明書をもらい出国。機内ではマスク着用。関西空港では抗原検査をして入国、2週間自主待機するという流れになっている。立本は「陰性証明書後、出国前までに行動制限はないので、ここにリスクがあったのでしょうか」。

   日本感染症学会・専門医の寺嶋毅医師は「なかなか難しいところがありますが、検査には限界がありますので、入国されてから2週間は慎重な行動をして頂きたいですね」と話す。

   司会の小倉智昭「こういうものを一つ一つ乗り越えていかなければいけないんでしょうけど、大変ですね」

   寺嶋医師「水際対策は今後も必要ですね」