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<記憶捜査2~新宿東署事件ファイル~/第6話>(テレビ東京系11月27日金曜放送) 
夜行バスががけ下に転落、11人が死亡する事故が起きた。運転手の名前を聞き、新宿を知り尽くした車いすの老練刑事・鬼塚は「これは殺人事件だ!」

   東京・新宿で生まれ育ち、新宿で刑事として活躍してきた鬼塚一路(北大路欣也)は、定年間際にある事件に巻き込まれて下半身不随となり、車椅子での生活を余儀なくされた。定年後、新宿東署刑事課司法係長として再任用され、新宿の隅々まで知り尽くした土地勘と昭和から平成の記憶を武器に、令和に起きた事件を解決する。

   国道508号線を通って京都から新宿に向かっていた夜行バスが、神奈川県内の山中の峠付近でガードレールを突き破って崖下に転落。乗客11名が死亡する令和最悪の事故となった。鬼塚は事故を起こした運転手の名前を聞き、11年前に新宿東署管内で起きた対物事故を思い出した。「いけうち観光」の観光バスの運転手だった志田茂(佐戸井けん太)は、居眠り運転をして側道に停車していた自動車に衝突してしまったのだ。

  • 「記憶捜査2」テレビ東京番組公式サイト(https://www.tv-tokyo.co.jp/kiokusousa2/intro/)より
    「記憶捜査2」テレビ東京番組公式サイト(https://www.tv-tokyo.co.jp/kiokusousa2/intro/)より
  • 「記憶捜査2」テレビ東京番組公式サイト(https://www.tv-tokyo.co.jp/kiokusousa2/intro/)より

ドラレコ映像から、過重労働による居眠り運転とだれもが思った...

   この事故をきっかけに、いけうち観光では運転手に過重労働を強要し、事故を起こした運転手を何人も解雇していたことが明るみに出た。そのため、当時の運行管理責任者で現社長の水之江洋一(宮川一朗太)に、業務上過失致死傷の容疑がかけられた。

   一方、事故を起こした夜行バスのドライブレコーダーには、峠道を走っていたバスが急に左に曲がってガードレールにぶつかる様子が映っており、誰もが今回も過重労働による居眠り運転を疑った。しかし、その映像に違和感を覚えた鬼塚は「誰かがハンドルを操作したのでは?」と直感し、「今回の事故は単なる事故ではなく、殺人事件だと思っています」と断言する。

   やがて、このバスのチケット12枚が販売済みで、死亡した11人の客のほかに12人目の乗客がいたことが判明。この消えた乗客が、ハンドルを左に切って事故を起こした疑いが濃厚となる。

   この犯人は無差別殺人を起こしたかったのか? それとも特定の誰かを狙った犯行なのか? 敏腕女性弁護士の石場光子(釈由美子)も絡んできて捜査が難航する中、11年前の事故と今回の事故の隠された関連性に気づいた鬼塚は......。(よる8時放送)

寒山