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三菱UFJ頭取に「リアル半沢」! 半沢淳一常務が13人抜き昇進、ドラマと違い「物腰は柔らか」?

   TBS系のヒットドラマ「半沢直樹」のモデルとされる三菱UFJ銀行に、半沢頭取が誕生する。リアル半沢は半沢淳一常務(55歳)で、来年4月(2021年)に昇格という。同行で常務から頭取に就くのは初めてで、副頭取や専務ら13人抜きだ。

   楽天証券経済研究所の山崎元・客員研究員は「銀行員にとって、人事は人生の次に大事という感じです。13人抜きにはちょっとびっくりしますね」と語っている。

   では、リアル半沢氏、どんな銀行マンなのか。東京大経済学部卒業で、1988年に旧三菱銀行に入行、主に企画畑を歩んできた。三菱UFJでは、東大・企画部門は出世コースで、元銀行マンで作家の江上剛氏も「49歳で執行役員になり、去年(2019年)に常務、そしてすぐ頭取ですからね。(出世は)早いですよ」

原作者・池井戸氏とは「面識なくモデルではない」そうだ

   立本信吾アナ「実は、ドラマ『半沢直樹』の原作者の池井戸潤さんは半沢さんとは同期入行で、主人公の半沢という名前も、半沢さんから取ったのでないかなん言われているんです。ただ、半沢直樹は地方から成り上がったり、出向になったり戻ったりですが、半沢常務は順調に昇進していて、そこは違うかなという感じです。また、上司にたてつくタイプではなく、常に物腰柔らかな人物だそうです」

   江上氏は「三菱UFJは海外収益が3割を占めるのですが、コロナ禍で急速に下がっていて、この非常時に対応するための抜擢人事なのでしょう」と解説した。

   ただ、けさ(2020年12月23日)の朝日新聞によると、半沢氏本人は「池井戸氏とは面識はほとんどなく。モデルではない」と語っているという。また、銀行もホームページで、「一部報道機関において、当行の役員人事に関する報道がありました。当行からの発表したものではありません」としている。

   司会の小倉智昭「まだ正式なものじゃないというわけ?」

   立本「まあ、そうなんですけどね」

   今週中に指名・ガバナンス委員会で承認し、取締役会で決める見通しと報じられている。