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鬼と漫才の対決 視聴率は「M-1」に軍配上がる

   12月20日(2020年)日曜の夜は、人気の2つの番組が激突した。テレビ朝日系は「M-1グランプリ」を6時34分から、フジテレビ系は「鬼滅の刃・柱合会議・蝶屋敷編」を6時59分から放送した。一方を録画しながら、もう一方を見た人も多いだろう。

「M-1グランプリ」番組公式サイトより
「M-1グランプリ」番組公式サイトより

   ビデオリサーチの関東地区の世帯視聴率では、「M-1」が19・8%、「鬼滅」が14・4%と、「M-1」に軍配が上がる結果になった。年に一度の「お笑いの祭典」が強かった。

   12月14日から20日までの週間ランキングでも「M-1」が1位、「鬼滅」は10位に入った。「M-1」の直後に放送された「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」も13・0%で13位に入った。審査結果への疑問が視聴率を上げたのかもしれない。

   マヂカルラブリーが16代目王者になったが、「あれは漫才じゃない」という批判がその後もネットを賑わしている。審査員を務めたサンドウィッチマンの富沢たけしが論争に私見を述べるなど、多くの芸人も「参戦」している。

   最終決戦で、ボケの野田クリスタルがほぼジェスチャーのみで、しゃべらなかったことが原因だ。漫才の「進化」と見るか「退化」と見るか、まだ論争はしばらく続きそうだ。

(TVウォッチ編集部)