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緊急事態宣言、発出に専門家「今回の効果は未知数だが、今やらないと月末は倍に増える」

   小池百合子東京都知事と3県の知事がおととい2日(2021年1月)、西村経済再生相に緊急事態宣言を発出するよう要請した。西村氏は「検討していく」と応じながら、飲食店などの営業時間を午後8時までの短縮、企業のテレワーク、職場や学校の感染防止策の徹底など4項目を要望した。都は3県と調整しながら時短要請など前倒しをすることを検討している。

   東京都の新規感染者数を見ると、年末年始も新年になっても31日(2020年12月)1337人、1日(2021年1月)783人、2日814人、3日816人、重症者は101人と感染拡大に歯止めがかからない。

   司会の加藤浩次「年末年始の感染者の数字、どう思いますか」

   日本感染症学会・指導医の水野泰孝医師「年末年始、私も診療していましたが、検査の数がものすごく多くて、それに応じて陽性の人も多かった。今日から経済活動が再開されますが、おそらく週末にはもっと増えるんじゃないかと思っています」

首相が期間と区域を決定、知事が外出自粛を要請・指示となる

   加藤「今の話を聞いてどう思いますか」

   杉山愛(元プロテニスプレーヤー)「感染者が1000人を超えた時はショックでしたが、『勝負の3週間』が実際は勝負していないなと思っていたので、そうなるかと目に見えていました」

   緊急事態宣言は総理大臣が期間・区域を決定し、都道府県知事が外出自粛、学校や映画館などの施設利用、イベントの制限・中止などを要請、指示できる。

   加藤「緊急事態宣言の発出、どう思われますか」

   水野「今回効果があるかどうか未知数ですが、いまやらないと1月(2021年)下旬にはさらに倍ぐらい増えている可能性もあります。やはり、出す必要があるのかなと思います」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「おととい2日の1都3県の知事と西村経済再生相の会談、相変わらずキャッチボールをしていると思いました。もっと具体的に言ってほしかった。どうも、自分たちが主導権を取ろう、とみたいな感じを受けました」

   今日4日午前、菅首相は年頭記者会見を行うことになっている。

文・一ツ石