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<アノニマス~警視庁『指殺人』対策室~/第2話「消せない過去」>(テレビ東京系2月1日月曜放送)
警察内部しか知らないモデルの個人情報をSNSでさらした投稿者は「アノニマス」⁉ その名前に万丞は顔色が変わる

   成26年版情報通信白書によれば、日本はインターネット上の匿名比率が約7割にのぼる『匿名大国』だ。ネットの誹謗中傷や炎上などが後を絶たず、キーボードによる殺人=指殺人が社会問題になっている。

   こうしたSNSなどの誹謗中傷の撲滅を目指し、警視庁生活安全部内に市民からの相談に乗る専門部署「指殺人対策室」(通称・指対)が新設された。室長の警部・越谷真二郎(勝村政信)のもとに集められた元捜査一課のキレ者刑事・万丞渉(香取慎吾)をはじめとする一癖も二癖もある変わり者たちが、顔の見えない犯罪者を暴き出す。

   世間を騒がす事件についてネット上で情報を提供し合うサイト「裏K察」に、親友のモデルを自殺に追いやった『真犯人』として、同じモデル事務所に所属するモデル・古賀有希(中田青渚)の個人情報がさらされ、「彼女を野放しにして良いのか?」との書き込みが投稿された。

   その結果、古賀は面白半分でカメラを向けるユーチューバーたちに追い詰められ、石段から転げ落ちて重傷を負ってしまう。

  • テレビ東京 公式サイトより
    テレビ東京 公式サイトより
  • テレビ東京 公式サイトより

結婚を控えた女性にも誹謗中傷デマが。捜査線上に浮かんだのは...

   警察内部の人間しか知らない古賀の情報を書き込んだ投稿者の名前は「アノニマス」。この名前を見た瞬間、万丞の顔色が変わる。

   捜査一課の刑事だったとき、万丞はある事件の捜査の過程で、相棒だった後輩の刑事・倉木セナ(シム・ウンギョン)を自分のミスで失った。その倉木が最期に残した言葉が「アノニマス」だった。その事件は未解決のまま迷宮入りとなり、万丞はその責任を取らされて捜査一課からはじき出されたのだ。

   内部情報を「裏K察」に漏洩したのは誰か?――指殺人対策室に疑念が渦巻く中、結婚を間近に控えた女性・芹沢亜里沙(深川麻衣)が相談に訪れる。

   ガソリンスタンドの店員を土下座させる男の動画がネットで炎上。その男と一緒に写っている女性が芹沢だというデマが、顔写真や勤務先などの個人情報とともに拡散され、婚約者・日下部翔平(田中俊介)との結婚は破談の危機だという。

   さらに、素人ポルノ動画に出演していた過去までネットにさらされ、芹沢はショックのあまり「私は消えない過去を持った人間ですから」と自暴自棄に陥った。万丞はそんな芹沢に「過去は消せないが、未来はいくらでも書き足すことができる」と語りかける。

   そして、芹沢の濡れ衣を晴らそうと、指対のメンバーはデマを拡散させた人物を特定するための捜査を開始する。その結果、捜査線上に浮かんできたのは......。(よる10時放送)

寒山