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消毒用アルコールに思わぬ落とし穴 燃えやすく火事に注意!

   新型コロナウイルの感染防止で、家の中でも消毒用アルコールのシュッシュが当たり前になっているけれど、ここに思わぬ危険が潜んでいるという。キャスターの国山ハセンが「電源タップに吹きかけていませんか」と注意を呼び掛けた。

   電源タップに消毒液を吹きかけ、しっかり拭いた後にコンセントを差し込んでも、5分ほどで炎が上がった。製品評価技術基盤機構の向井裕太主任は「アルコール消毒液は原材料がほぼエタノールなので非常に燃えやすく、火事になったという報告がよくあります」と話す。SNSにも「ACプラグの根元が爆発」「アダプターから発火」という投稿は多い。内部に沁み込んだがアルコールが蒸発して発火するのだ。

   元東京消防庁職員の坂口隆夫さんは、「上路さん、このほかにも、アルコールスプレーをいたるところに撒いていませんか」と聞く。たとえば、キッチン。上路雪江リポーターは「調理の前には、手にシュッシュした後に、蛇口、まな板、布巾とか何でもやっちゃいますね」ときょとんとしている。

   坂口さん「それが危ないんです! 手にアルコールが残っていると、コンロを点火した時に引火する可能性があります。また、コンロに吹き付けた消毒液が乾いても、周辺には気体になったアルコールが滞留しているので発火するかもしれません」

電気スイッチの隙間から入る

   電気のスイッチも要注意だ。直接吹き付けると隙間から入り込んで、スイッチを切ったり入れたりするときに着火するという。

   国山「ホント危ないんですよ。消毒スプレーで気を付けなければならないことは、ほかにもあるんですよね」

   木曜コメンテーターの伊沢拓司(東京大卒クイズ王)が解説した。「そうなんです。ヒーターの前などにスプレーを置いたりしていると、中のアルコールが揮発するので容器が膨張して爆発します。飛び散ったアルコールが燃え出します」

   みんなが触るコンセントや電源スイッチは、ついシュッシュをしたくなるが、ご注意を!