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<おちょやん>(第50話・2月12日放送分)
千之助のアドリブに全く歯が立たない! 悔しがる千代に、かつての師匠・千鳥がアドバイスする「演じるということは、役を愛すること」

   どっちが多く笑いを取るか。須賀廼家千之助(星田英利)との戦いの火ぶたは切られたが、竹井千代(杉咲花)たちは千之助のアドリブに太刀打ちできないまま、千秋楽の前日になってしまった。

   千代が悔しがっていると、草履が飛んできた。

   千代「イター!誰や!何すんねん」

   見るとかつての師匠、山村千鳥(若村麻由美)が立っている。

   千鳥「千之助に勝つことばかり考えているからダメなのよ。演じるというのは、役を愛した時間そのものよ」

千秋楽の終演後、客の投票は...

   千鳥の言葉を機に、千代や高峰ルリ子(明日海りお)、小山田正憲(曽我廼家寛太郎)たち出演者はそれぞれの役の人物像を限界まで考え抜いた。

   そして迎えた千秋楽。千代たちは千之助の勝手な芝居に振り回されることはなかった。それどころか、見事に役になりきり、自分たちの芝居に引き込んでいった。

   終演後、投票用紙には団員全員の名前が混ざっていた。

   千之助「わしと一緒になんねやったら、次はもっと笑かさな、承知せえへんぞ」

   千之助は千代たちを認めた。そして天海一平(成田凌)は無事、座長のポジションを守ることができた。(NHK総合あさ8時放送)