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「知ってるワイフ」モンスター妻製造機の大倉忠義に「優柔不断、お前が言うな!」「一生独身がいい!」の声殺到。切なくも衝撃のラストは「生瀬勝久は将来の大倉忠義か?」

   関ジャニ∞の大倉忠義主演のファンタジーラブドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系)の第7話が18日(2021年2月)に放送され、平均視聴率(世帯)は7.6%(世帯・関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。初回が6.1%だったからジリジリと人気上昇中だ。

   人気の秘密は「夫婦のあり方」を考えさせられるところ。主人公・剣崎元春 (大倉忠義)は「モンスター妻」だった澪(広瀬アリス)に嫌気がさして過去にタイムスリップし、理想の女性だった沙也佳(瀧本美織)と結婚したら、沙也佳も「モンスター妻」化していく展開に、ネット上では「優柔不断、お前が言うな!」「大倉忠義は一生独身がいい!」というツッコミが殺到している。

  • 「知ってるワイフ」(フジテレビ公式サイトより)
    「知ってるワイフ」(フジテレビ公式サイトより)
  • 「知ってるワイフ」(フジテレビ公式サイトより)

「カッコいい大倉くんにイライラする役をやらせないで」

   第7話の物語は、剣崎元春 (大倉忠義)は、建石澪(広瀬アリス)への未練を断ち切って妻・沙也佳(瀧本美織)を大切にしようと心に決めた。だが、澪の母・久恵(片平なぎさ)を2人で探していたことを沙也佳に隠した嘘がバレて、沙也佳に澪との関係を疑われる。怒った沙也佳は、ネット掲示板に澪への誹謗中傷を実名で書き込んだため、剣崎と澪の勤め先の銀行で大問題になる。剣崎は妻の沙也佳がやったと気づく。

   澪は恋人の津山千晴(松下洸平)と投稿者を突き止めるため調査会社に依頼した。そんな折、元春の母が白内障の手術の為に入院。元春は母親の面倒をみるために、沙也佳の父親の大事なパーティーをドタキャンする。帰宅した元春は沙也佳に散々責められるが、そこからケンカが勃発、裏掲示板の話を持ちだし、逆に沙也佳を責めるのだった。いつもとは違う態度の元春に「元くん、変わったね」。そう言い残し、沙也佳は別の男が待つ花屋へと向かう。...という展開だった。

   ネット上ではこんな意見があふれた。まず、多いのが、「カッコいい大倉忠義に、こんなイライラさせられる役をやらせないで」というファンからの声だ。

   「モンスター妻製造機の元春はもう結婚を諦めたほうがいいと思うんよ。結婚に向いてないんよ。誰と結婚しようとダメなんよ」

「前半は澪目線で、最近は沙也佳目線で見ています」

   「元春自身がもはやモンスターだと思います。モンスターが伝染しているみたいな」

   「確かに沙也佳さんのやったことは許されないけど、過去改変して自分の子供や津山さんの子供を消滅させても飄々としている元春が言っても、お前が言うな感が半端ない」

   「澪にうつつを抜かして、嘘ついて、 パーティーをすっぽかした男の言うセリフですか! これが沙也佳じゃなくて澪だったら 罵声を浴びせられ、包丁飛んできますよ!元春の両親の無神経な雰囲気もマイナス。嫁が珍しくお見舞いに来たのにあの態度じゃ関わりたくなくなります。前半は澪目線で見ていたけど、最近は沙也佳目線で見てしまっています。沙也佳には、どこかの御曹司と幸せに なって欲しい」

   「イライラするけど面白い」という声が多かった。

   「イライラするなら見なければいい。今まではそう思っていたのですが、このドラマに関しては違います。『なんでそんな行動とるかなあ』『なんでそんな事言っちゃうかなあ』と思いながら気づくとあっという間の1時間。ドラマに入り込み夢中になっている自分がいます。来週もイライラさせられると思うけど見ずにはいられない」

   元春と澪、沙也佳の3人3様の人物像に、それぞれ思い入れを感じるドラマだという。

   「元春は急に母思いになったけど、白内障手術ぐらいで自分の家族優先にしたいのなら沙也佳を選ばないよね。沙也佳は言い方が良くないけど、ブレていない。悪いところもあるかもしれないけど、自分の運命を必死に生きてきた。でも、旦那との新しい人生を築こうとはしていない。元春はそもそも芯がない。だから、大倉忠義がこの役なのだろう。澪はいいね!でも澪の性格からしてホントに今元春に惹かれるのか? ただ色々な不思議な出来事に翻弄されているだけ? 津山でいいのでは? なかなか難しいな」

   「元春は優柔不断なダメなやつ。澪は性格の良すぎる(私は嫌いなタイプ)やつ。沙也佳は心に劣等感を持ち、自分の置かれた立場を懸命に守っている自己中なやつ。私は沙也佳の性格に似ているから、その気持ちがよくわかる。とにかくひたすら元春が悪い!澪との生活では澪のことを考えず、今は沙也佳が奥さんなのに沙也佳のことは考えない。澪の心には元春しかいないように思えるが、津山さんと幸せになり、沙也佳は元春と離婚して新しいパートナーと結婚してほしい。きっとはうまくやる男はいるはず。そして、元春はぼっち生活がお似合いだ」

3人の中では圧倒的に多い「沙也佳派」の女性ファン

   3人の中では「沙也佳派だ」と共感する人が多かった。

   「人の『仲間に入れて』の入り方は色々。素直に『仲間に入れて』と言えない人も多くいます。沙也佳ちゃんもこのタイプかな。沙也佳ちゃんタイプの人は、人から嫌われたくなくて強がってしまう不器用な人。人から嫌われる前に自分から壁をつくり、結果的に孤立して更に傷つきやすい。『仲間に入れて』って勇気がいりますよね」

   「沙也佳に一番共感できる。元春はどっちつかず。雫は客に当て付けのような方法で仕返ししたり、告訴するとキレたり、強すぎるタイプ。普通の女子高生が有名大学生と結婚するメリットは多そうだけど、お嬢様の沙也佳から見て平凡な元春と結婚するメリットって何だったのか。元春の性格に惹かれたのだろう。なのに結局、優柔不断な元春と気の強い雫が惹かれあって、沙也佳可哀想。元春の妹も沙也佳に意地悪だし。沙也佳に幸せになって欲しいなあ」

   「夫婦間のトラブルの原因は当人だけの問題だけでない。元春と澪のように、接待や残業、親の介護、核家族での子育て...など、様々な社会問題から来る歪み(ひずみ)が、若い未熟な二人の結婚生活の足を引っ張るのだ。一方、沙也佳との結婚は、金銭面や育児で追い詰められることはないが、家柄や育った環境による考え方や価値観の違いから歯車が狂い始める。元春は、澪は、沙也佳は、どうしたら幸せな結婚生活を継続できるのか? 毎回考えさせられ胸が苦しくなるが、忘れかけていた温かいものを得て豊かな気持ちになる。ああ、最終回が来てほしくない」

生瀬勝久は将来の元春、片平なぎさは生瀬と夫婦だった?

   さて、今後の展開だが、謎の人物・小池良治(生瀬勝久)が、実は将来の元春なのではないか、と見る声がけっこう多い。

   「色々な展開を想像出来ますね。もしも、小池(生瀬)さんが年をとった元春さんで名前を偽り、昔の自分をやり直させようとして、タイムスリップを繰り返していた。だから、どんな事をしても繫がる人間関係や澪さんの実家の前で、あんな言葉を残した。パターンや違う人物だけれど、小池さんは元春さんと同じ事をタイムスリップで繰り返していた。 その時の相手が、澪さんのお母様(片平なぎさ)だった。違う相手と結婚をした澪さんのお母様の幸せを願い、苦しむ澪さんを幸せにしてあげようと、元春さんをタイムスリップでやり直させようとした。色々な想像をしながら見ると、楽しい」

   「生瀬さんは将来の元春さん?片平さんは澪さんと同じだったりして。だから家の前にいたのかな。片平さんは、前の世では認知症ではなかったと思うが、今、認知症になっている。それは今の世に孫がいないから? 片平さんにとって2人の孫の面倒は認知症予防と若返りに繫がっていたのかもしれませんね」

   「今のところ元春は、2人の妻をイライラさせてモンスターにしちゃうような役どころだ。こんなドラマに大倉くん出すなという声が多いようだが、彼の代表作、はまり役になるのではないか。これから元春も変わっていくと思う。元春が最後どんな風に変わっていくのか、最後まで見届けたい」

   (テレビウォッチ編集部)