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河野・ワクチン担当相「ファイザー、4月の上積みは少し厳しいかな」...生出演で回答

   国内で新型コロナのワクチン接種が始まってからきょう23日(2021年2月)で1週間、「スッキリ」に河野太郎ワクチン担当大臣が生出演し、疑問に答えた。

   まず、最初は不安視されるワクチンの供給不足について。日本に必要量はいつ頃入ってくるのか。河野大臣は「ファイザーについては4月の上積みは少し厳しいかなと思っているが、その後はかなりの数量で入ってくると思う」と回答。5日に承認申請が出たばかりのアストラゼネカは数か月して承認されてから、モデルナはまだ承認申請も出ていないので、まだまだ先になるという。

   また、ワクチンは人口割で全国一律に配られ、接種の具体的なやり方は「各自治体で柔軟に想像力をもって進めてほしい」とした。

専門医は「迅速で正確なデータ公表」を要望

   河野大臣「正直、今回の予防接種は最初から完璧な計画があるわけではない。台風も来るし、おそらく地震もどこかで起きる。停電になった時にはマイナス75度のワクチンが溶ける前に発電機を動かすようにしないといけない。国民のみなさまにも協力していただいて、色々なことが起こる中で、この予防接種を全員が打つというプロジェクトをみんなでやり切るということになると思う」

   実業家の前田裕二は接種の優先順位について質問。「4月からゆっくり高齢者に向けてということだが、高齢者と接する機会の多いお店の店員さんなどのサービス従事者や高齢者と暮らす若者なども優先度が高いと思う。そういう議論はありますか?」

   河野大臣「例えば、高齢者が入院している施設にお医者さんが行ってワクチンを打つ場合、施設で働く人にも一緒に打ってしまおうと。そこは一緒にやろうと思っている。また、人口が1000人以下の離島などでは、年齢で分けるのは意味がないので、一気に全員打とうと思っています」

   日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は、迅速で正確なデータ公開を要望。河野大臣は「副反応情報はいつもよりもかなり早いタイミングで評価をし、発表をすることにしている。アナフィラキシーのように重篤な場合はその都度発表していく方針です。また研究班のデータもなるべく早い段階でどんどん出していきたい」と答えた。

   司会の加藤浩次「そこ大事なところですよね。早めに出るっていうのがすごく大事なことです」