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新型コロナワクチンの高齢者への接種が4月12日に後ろ倒し 55万人どまりの見込み

   新型コロナウイルスワクチンの高齢者接種が4月12日(2021年)から開始されることになったが、4月1日からといわれた当初予定はだいぶ遅れそうだ。政府は世界の争奪戦で後手に回り、押しまくられている。

   いまは医療従事者への先行接種が始まり、3月中旬には470万人が受ける見通しだ。65歳以上の3600万人には、まず接種できるのは4月12日から19日まで55万人どまりという。「もしこのペースでは高齢者に打ち終わるのに3年以上かかる。ちょっとゾクッとする」(森内浩幸・長崎大教授)というお寒さだ。

4月26日から全市町村にワクチン配送

   最初は数量限定のためで、河野太郎担当相は「4月26日から全市町村にワクチン配送を行いたい」としている。ただ、不確定要素としてファイザー社の供給数量や工場のあるEUの輸出承認問題がつきまとう。

   司会の羽鳥慎一「供給遅れを考えておかなければいけません」

   高木美保(タレント)「自治体がどう順番をつけて打つか、悩む人もいるだろう」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「医療従事者分の確保は評価したい。ファイザー社以外のワクチンはどうなっているかの情報も出してほしい。承認を前提に準備しないといけない」