J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

本当に受けられるのか、コロナワクチン接種 一般人はいつになる?

   新型コロナウイルスのワクチン接種は、本当に受けられるのか。今月17日(2021年2月)から医療従事者への接種が始まり、次いで「65歳以上の高齢者」、その後に「基礎疾患がある人」「60~64歳の人」「高齢施設従事者」、最後が「16歳以上の一般人」という順番で、来年2月末までに完了する予定だ。ところが、これが大幅に後ろ倒しになりそうだという。

   厚生労働省は当初、高齢者接種は「3月下旬から」としていたが、河野太郎ワクチン担当相は「4月1日以降になる」と変更し、菅首相は「4月12日から」とさらに先になると明らかにし、市町村にワクチンが行きわたるのは4月26日にという。

今は1日2200人のペース

   キャスターの国山ハセンは「もっと遅れる可能性があるのでしょうか」と東邦大の小林寅喆教授に聞く。「いま、1日だいたい2200人のペースで、これから上がっていくとしても、医療従事者だけで470万人ですから、普通に計算しても、全然追いつかないですよね。また、3月中に234万回分が到着するといっていますが、ワクチンそのものが決定的に足りません。そのあとに高齢者3600万人が控えています。一般の人の接種はちょっと見通しが立ちません」

   キャスタ―の立川志らく「遅いのを早くしろって言っても仕方ないでしょ。ないものはないんだから」。ファイザーなど製薬メーカーと関係の深い国が優先的にキープしているという指摘もある。

   キャスターの若林有子「基礎疾患のある人は、自己申告の手上げ方式と河野大臣は説明しています。これにもちょっと問題が......」という。木嶋真優(バイオリニスト)は「早く打ちたい人が、基礎疾患を装うこともでてきちゃうんじゃないかな」と心配する。

   髙橋知典(弁護士)「ウソついて打とうという人は、結構出ちゃうでしょうね」

   血圧が高い、血糖値が高いと自己申告されても、接種会場で一人ひとり検査することなどとてもできないだろう。