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「こいつはひでえや!」カラスだらけの郡山駅前、糞害に憤慨! 東北各地に大群が...

   「気持ち悪い」「怖い」「臭い」。最近、東北各地でカラスの大群のふんや鳴き声に悩まされている。空が黒く染まるほど襲来し、電線や街路樹を占有する。福島県の郡山市、会津若松市、宮城県石巻市、岩手県金ヶ崎町などの各地でも目撃されている。

   「うわーすげー」「こいつはひでえや」。宮城県石巻市ではこの1カ月ぐらい、どこからか飛んできた。石巻駅付近の商店街。道路もベンチもフンで白く染まっている。地元の人たちはこんな大群は見たことがないという。

   郡山市の郡山駅前大通商店街振興組合では「郡山の玄関口ですから」と掃除するが、またすぐにフンが落ちてくる。駅東側の鉄柱やケーブルの上にも止まり、約300メートルにわたり足の踏み場のない状態で、貨物車やレールにも集まっている。商店街ではカラス対策としてレーザー照射で撃退しているが、いったんは逃げるが、また戻ってくる。

正体は中国から南下してきたミヤマガラス。春には帰るというが

   鳥類学者の樋口広芳・東大名誉教授は映像を見ながら「ミヤマガラスが結構多いという気がします」。ミヤマガラスは越冬のため中国からやってきて、ふだんは田んぼや畑などの作物や土の中の虫を食べるが、雪が降るとエサが取れなくなり、雪のない暖かい場所へ移動する。移動中に偶然、エサ場となる田畑に雪がないのを見つけ、そのまま居ついた可能性がある。ミヤマガラスは春には帰るので被害はなくなるという。

   司会の羽鳥慎一「これまでカラスが来ていなかったところに来ているそうです。もう少し南に行くところだったが、雪がなかったので、ここがいいだろうと思って止まったようです」

   青木理(ジャーナリスト)「カラスが渡り鳥のように移動するとは知りませんでした。昔、カラスのフンが頭に落ちたことがありましたが、ものすごく臭いんです。地元の皆さんはあれだけたくさんいると大変だと思います。」

   羽鳥「これほどたくさんいると根本対策は難しいでしょうね」

   石山アンジュ(パブリックミーツイノベーション代表)「最近、カラスが嫌いな音声を使って森の方に移動させる方法が一定の効果があるといわれています。できるだけ殺処分でないやり方で共生できたらいいですね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「これだけ増えているのは、ゴミの問題もあるのでしょうね。人とある意味で、悪い意味で共生しているような」

   羽鳥「数が尋常ではないので、映像を見ていますと、何らかの対応が必要だと思いました」