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「知ってるワイフ」ザ・ハッピーエンド!に涙腺決壊「都合よすぎるくらい全員幸せに」「信じて待ち続けた澪が奥ゆかしい」「もし私に500円玉があれば」「結局、澪母の認知症はウソ?」

   大倉忠義と広瀬アリスがW主演、瀧本美織、松下洸平らが共演する「知ってるワイフ」(フジテレビ系)の最終回が3月18日(2021年)に放送され、ついに元春(大倉忠義)が澪(広瀬アリス)はもう一度結婚することになった。

   沙也佳(瀧本美織)もチェリストとして活躍、や津山(松下洸平)にも双子がいるという誰もが幸せになるザ・ハッピーエンドに、ネット上では「涙が止まりません」「ツッコミどころないやん。でも、幸せだから許します」という感動の渦が巻き起こっている。

  • 偶然の出会いを信じて澪は待ち続けた(フジテレビの公式サイトより)
    偶然の出会いを信じて澪は待ち続けた(フジテレビの公式サイトより)
  • 偶然の出会いを信じて澪は待ち続けた(フジテレビの公式サイトより)

澪が銀行の前で元春を見つけたとき、私まで頬に涙が...

   物語は、過去にタイムワープした元春が目覚めたのは10年前に澪と出会った日であり、以前のタイムワープでは沙也佳と初デートをした日だ。元春は2人に会うことを避け、家から一歩も出ずに再び現在へ戻る。すると、元春は目論見通り独身で、大阪に暮らしていた。仕事は機械関連商社の営業マンに変わっていた。携帯の連絡先には澪や沙也佳、津山も入っていない。

   ところが、東京へ出張することに。澪が気になり、元の銀行を訪れた元春は澪から声をかけられる。なんと、再会した澪は元春を知っていた。元春が再び過去に戻ることに気付いた澪も久恵(片平なぎさ)からもらった500円玉で2010年に戻り、剣崎との再会を信じて待ち続けていた。「私は剣崎主任と一緒にいる未来しか思い描けません」と語る澪に、元春も「澪と一緒に幸せに生きていきたい。俺の妻になってください」とプロポーズ。2人は再び夫婦として歩み、今度は幸せな家庭を築く...というラストだった。

   ネット上ではこんな感動の声であふれている。

   「とても、よかった。じっと、出会える日を待っている澪の中に愛を感じた。ただ、がむしゃらに好き好きと言っていた頃の澪が、とても大人に変わっていた。 銀行の前で元春の姿を見つけたとき、私まで頬に涙が伝っていた。 この2人なら、きっと素敵な夫婦になれると思いました。銀行も久しぶりに賑わっていたしね。ただ、突っ込みどころないやんって、逆に寂しかったんだけど(笑)」

「あきらめちゃいけないもの」の大事さが伝わる

   「昨年都内で、たまたま『知ってるワイフ』のロケ現場を何度か見掛けました。実際の映像を見て、微妙に異なる世界(世界1⇒世界2⇒ 世界3)へと順次移行して行く展開が心惹かれる、不思議な印象を受ける素敵なファンタジーストーリーでした。最終話、銀行内で『澪が元春にサインを送ったシーン』『澪が何のためらいもなく過去へタイムスリップする料金所のゲートを通過したシーン』は鳥肌モノでした!」

   「毎回、何故か涙が溢れてきて引き込まれてきました。最終回でその訳が少しわかりました。日常の様々な選択肢の中で、ひとつの言葉の選択の積み重ねの大切さ、それと『あきらめきれないもの』『あきらめちゃいけないもの』の大事さ。 自分が失った時間に対する涙だったのかな?と思います」

   「振り込め詐欺に騙されそうになるおばあちゃんの場面、あれがきっかけで元春も素直になるのが凄かったです。小池さんも、沙也佳も、津山さんも、妹夫婦も幸せそうで良かったです」

広瀬アリスの最高傑作!美しく、瑞々しい

   広瀬アリスの演技が素晴らしかった、という声が多い。

   「広瀬アリスの最高傑作。彼女を見るためだけに作られたような作品。これまで『ルーズベルトゲーム』『釣りバカ日誌』での彼女はとても印象的だったが、この作品での『美しさ』『瑞々しさ』は『すばらしい』と言えるレベル。見ているだけで心が洗われるようだった」

   「澪が変顔した時、泣きそうになりました、まさか変顔で涙腺がゆるむとは。タイムスリップ物らしい伏線回収が見事にはまっていましたね。澪は本気で捜そうと思えば、元春に辿り着く事が出来たはず。でも待った。二人の繋がりを信じて。澪が銀行の前で、元春を見つけて涙するシーンは感動的で、広瀬アリスが最高に美しかった。 いい終わり方だった。あっ、僕なら子供にご飯食べさせるより自分でアイロンしますね」

夫婦って得意分野のプラスとマイナスがあるな

   夫婦のあり方を考えさせられた、という人も多い。

   「澪ちゃんは、やっぱり頼もしかったですね。もし、澪ちゃんがタイムスリップしていなかったら 元春君との結婚生活はなかったでしょう。夫婦って、得意分野のプラスとマイナスがあるなと思います。だから、お互いに引かれ合うのではないでしょうか。でも、お互いにタイプが違うと、逆にケンカになった時に仲直りの仕方を間違えてしまう。だからこそ、最終回で描いたように支え合い、協力し合うこと。小さい『ありがとう』を積み重ねていくことが大事なのだと思います」

   「元春がプロポーズする前の言葉がホントに良かった。元春はずっと自信がなかった。澪と一緒に生きていく自信が。でも、最後にタイムスリップしてまた澪に会い、やっと気付いた。元春が澪と生きていきたいと願っていることを。そして自信を取り戻した。ドラマのハッピーエンドに欠かせない元春の矜持だと思いました」

   「無数の選択で人生は進んで行く。中でも結婚はとても重要だ。結婚を誰とするかで人生は決まるのだろうか。結婚生活には無数の選択肢がある。朝起きた時、最初に何を言うのか。どんな表情で言うのか。ムッときた時、どう伝えるのか。伝えないで我慢をするのか。当たり前の事に『ありがとう』を言うのか。言わないのか。何気ない時間を愛おしいと感じて過ごすのか。ただの日常だと思うのか。『ありがとう』『うん』。その一見、小さな1つ1つの選択が、俺たちが思い描く未来へと繫がって行く。このドラマで描きたかったハッピーエンドの理想的な形ですね」

もし私が過去に戻る500円コインを持ったら...

   しかし、謎が残ったままだったことは確かだ。

   「お母さんはタイムスリップしたのか? 小池さんとお母さんの関係は? 医者ってことは澪のお父さんの手術をしたってこと? お母さんの言動が謎。認知症も嘘だった? 高校生の澪と元春の記憶が、今の澪にないのが残念。津山主任の存在も薄くて残念。なんか無理やり終わらせた感が満載。でも、ファンタジーだからいいのか? 伏線張っているような展開期待したけど、何もなかった。ただ、運命の2人は必ず惹かれ合うんですーで、終了。最初の頃の記憶が澪にあればまた違ったのに」

   「一つ目と二つ目の世界はその後どうなったのだろうと、気になるけど(特に二つ目の世界で、澪がいなくなって認知症の母はどうなる?)、良い終わり方でした。きっと追いかけていると思っていたけど、偶然の出会いを待つとは奥ゆかしい。前半は男には耳が痛い話ばかりだったが、最後はお互い様感が出て救われました」

   「ザ・ハッピーエンド!都合が良すぎるくらい、全てが丸く収まりましたね!あまりに上手く行きすぎ〜という感じですが、多くの人が望んだ最終回だったのではないでしょうか?津山と元春が全くの他人な感じがとても寂しく...もう少し『あれ?』っていう雰囲気も欲しかったような。でも津山主任の左指に光る結婚指輪を見てホッとしました。小池さんの過去に戻った話も聞けてよかったです。しかし改めて、安易に運命を変えるって怖いですね。もし仮にそのコインがあっても、過去に戻るのではなく、今の生活や周りにいる人たちを大切にしたいと思いました」(テレビウォッチ編集部)