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麻生財務相「マスクいつまでやんだね」発言に専門医「他人事? がっかり通り越した」

   「麻生太郎財務大臣の発言が波紋を呼んでいます」と司会の羽鳥慎一が取り上げた。先週金曜日の19日の閣議後の記者会見で、麻生氏は「どれぐらいやってるのかね。マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって、最近、えらい皮膚科がはやっているそうだけど、いつまでやんだね? いや真面目に聞いてんだよ、俺が」と記者に逆質問したのだ。

   そして、景気について、「我々としては資金繰り対策等やってきているが、(時短要請が)午後10時とか普通の時間にならないと、景気の『気』の部分が治らないと景気は直らない」と述べた。

   これについて、立憲民主党の蓮舫議員が早速、ツイッターで「もう、ね・・・皮膚科が流行ってるという言い方も、すべてズレてます。法律で決めていないのに誰もが協力してくれてる現実に感謝の気持ちもない」と切り捨てた。

記者が「当面」と答えると「役人みたいだな」ってなんなの?

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   「医者としては、どうですか。がっかりというか、いかがですか」と、羽鳥が長崎大学大学院の森内浩幸教授に聞く。森内教授は「どっか、他人事ですね。がっかりを通り越して、何とも答えようもないような状態です」と困惑していた。

   石原良純(気象予報士、タレント)「マスクも大事だが、このままでは景気がつぶれてしまうよ、という立場なら、そういう情報発信をする政治家がいてもいいと思う。でも、麻生大臣の話は別ですけど」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「実はこの先にも話があるんです。『俺が』の次に記者に聞いているんです。『あんたら新聞社だから知ってるだろう、マスクはいつまでやることになっているの?』と聞くと、記者が『当面』と答えると、『役人みたいだな』と。記者に何を聞きたいのか、一番情報を持っているのは政府でしょう。それなのに、なぜ記者に聞くのか。我々の政府は無能ですと言っているのと一緒じゃないですか」とこちらも切り捨てた。