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<24 JAPAN/最終話>(テレビ朝日系3月26日金曜放送)
内通者は獅堂の元恋人・水石だった。テロリスト親子は獅堂をおびき寄せるため、人質の娘・美有が死んだと思いこませる

   女性総理候補暗殺を狙うテロ組織と政府のテロ対策ユニット(CTU)の24時間にわたる死闘を、全24話でリアルに描いたドラマもいよいよ大詰め。最終話の今回は、総選挙当日の10月11日午後11時から最後の1時間の息詰まる攻防が展開される。

   総選挙で過半数の議席を獲得し、日本初の女性総理の座を確実にした民生党党首・朝倉麗(仲間由紀恵)は7年前のこの日、総理直轄の極秘作戦本部の安全保障担当として、マドレーバ連邦でテロ組織に誘拐された日本人を救出し、テロ組織を壊滅させる「夜のとばり作戦」を指揮した。その作戦の実行責任者だったのが、CTU東京本部第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)だ。

   「夜のとばり作戦」で妻と3人の娘を殺され、極秘裏に日本に移送され収監されていたテロ組織の総元締・ビクター林(竜雷太)は、「7年後に復讐する」というマドレーバ連邦の風習に従い、朝倉と獅堂をこの日に暗殺する計画を立てていた。

   極秘収監施設から脱走したビクターは長男・アンドレ(村上淳)とともに、獅堂とその娘・美有(桜田ひより)を人質に取り、CTUが拘束していた次男・アレクシス(武田航平)を取り返した。

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渡されたスマホが爆発するが、獅堂は間一髪で朝倉を救う

   美有を人質に取られたまま解放された獅堂は、ビクター親子から2つの命令を受けていた。1つは、日本政府が実施しているビクターの資産凍結を解除させること。そしてもう1つは、アンドレが用意したスマホを朝倉に渡し、ビクターがかける電話を朝倉に取らせることだ。

   ビクター親子の命令に従うふりをして、朝倉が滞在する東京スペリアルホテルのスイートルームに赴いた獅堂は、朝倉と面会して事情をすべて明かした。そして、渡されたスマホに電話がかかってくると、獅堂は「党首、お願いです、出てください」と懇願する。朝倉が出ると、ビクターは「お友達の獅堂に会えたかね?」と朝倉に尋ねた。

   その瞬間、2人一緒に爆弾で殺そうとしていることに気づいた獅堂は「党首、危ない!」と叫んでスマホを奪い取って部屋の隅に投げ捨て、爆発から朝倉をかばう。

   間一髪で朝倉の命を救った獅堂だったが、暗殺が失敗したことを知れば、ビクター親子は美有を容赦なく殺すに違いない。

   獅堂が朝倉に「犯人たちに党首の暗殺が成功したと思わせたい」と頼むと、朝倉の夫・朝倉遥平(筒井道隆)は「ふざけるな!」と反対する。しかし、当の朝倉は「人の命がかかってるのよ!」と、獅堂の願いを受け入れた。そして、ニセ情報がマスコミに流され、テレビ局はホテル前から「朝倉麗党首の死亡が確認されました」と生中継した。

   獅堂は自分の身柄と美有を交換するようビクター親子に要求し、指定された湾岸エリアの11Aドックに向かう。そのころ、美有はすきを見て監禁場所から逃げ出すことに成功していた。

娘・美有が死んだと思った獅堂はアジトに乗り込んで...

   そんな中、獅堂の到着を待つビクター親子に、ルナと名乗る女から電話がかかり、「朝倉麗は生きている」と告げた。それは、なんと獅堂の元恋人であり部下のA班チーフ・水石伊月(栗山千明)だった。水石は獅堂の妻・六花(木村多江)が獅堂の子供を妊娠していることを知り、獅堂を裏切ったのだ。

   指定された11Aドックの近くに到着した獅堂がビクター親子に電話をかけると、親子は朝倉が生きていると知っている上に、獅堂の動きまで筒抜けになっていた。このとき獅堂は、CTU内に『第2の内通者』がいると確信する。

   一方、監禁場所から逃げ出した美有から「父を助けて」との連絡を受けたCTU東京本部第1支部長・鬼束元司(佐野史郎)は「急いで獅堂を捜せ!」と湾岸エリアにCTUの部隊を緊急派遣する。

   だが、その動きも水石によってビクター親子に伝えられ、ビクター親子は獅堂を確実におびき寄せるために、獅堂に美有が死んだと思い込ませる作戦に出る。獅堂が最も信頼する部下である水石から獅堂に「残念だけど、彼女は亡くなったわ」と電話させたのだ。

   それを信じた獅堂は悲しみと怒りを胸に、近くにあったトラックでビクター親子のアジトに突入し、両手に握った拳銃を撃ちまくる。

   獅堂とその家族にとってあまりに過酷な、あまりに長い一日が終わったとき、獅堂は果たして......。(よる11時15分放送)

寒山