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「5人以上の会食」自粛なのに! 厚労省職員23人の銀座送別会ってなんなのよ!

   厚労省の職員23人が先週24日(2021年3月)夜、東京・銀座の飲食店で「送別会」を開いていたことがわかった。

   緊急事態宣言が解除された直後。午後7時過ぎから始まった会合は、時短要請が続いていた午後9時を過ぎても、マスクなしで続いた。このうち数人は、午前零時近くまで飲食を続けていたという。

   これについて厚労省は、「感染症対策を進める立場であってはならないことであり、誠に申し訳なく思っております」。

   政府が引き続き自粛を呼び掛けている「5人以上の会食」が急増している、という。全国の飲食店に予約管理システムを提供する「トレタ」の調べでは、「5~6人の会食が、『第3波』が始まった昨年末の水準を大幅に上回っている」という。5~6人での飲食店利用率は、緊急事態宣言が延長された時点で20%前後だったが、解除時点で30%を越え、現在では50%近くになっている。

   番組のリポーターが昨(29日)夜、東京・新宿の飲食店を見て回ると、店の外からでも7人や5人の会食が確認できた。7人グループに「会食は4人以下でと推奨されている」と伝えると、「え、まじ?」「大きな声で言えないですけれど、えらい人も会食してますもんね」「2ケタ(10人以上)行かなけりゃいいんじゃない」。

MC谷原の子どもは6人「うちではみんなで会食、やってないです」

   谷原章介キャスターは「やっと緊急事態が解除されて、気持ちはわかる面はあるんですけれど、第4波の入り口が見えてきた」。インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は、警戒を呼び掛ける。「コロナの症状がある人は、最大20日間他人にうつす可能性がある。23人の人がそれぞれ、この20日間にどれだけの人と会っているか。100人近い人もいる。それだけ拡大する恐れがあり、感染すれば厚労省業務が停止する。そこを考えれば、大変不適切であることは間違いない」。

   番組は、「あなたの会食マイルールは?」として、放送中に視聴者の声を集めているが、このなかには、「わが家では、家族間でもしゃべらずその店の味を堪能しています」「室内空間が広い、または個室があるお店を選ぶようにしています」。谷原キャスター「うちは子どもだけで6人ですからね。みんなで会食?やってないなあ、うん、やってないです」