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社長とマンツーマン入社式の「リコー」 コロナ禍ならでは各社工夫さまざま

   新しい年度のスタートとなったきのう1日(2021年4月)は、あちこちで入社式が行われた。「コロナ禍とあって、趣向を凝らした入社式がみられました」とMCの永島優美キャスターが紹介した。

   大手複写機メーカー「リコー」では、社長が待っているホールに、マスクとフェイスシールド姿の新入社員が1人ずつ入り、1対1で歓迎の言葉を受ける「個別入社式」を行った。「いきなり社長とマンツー(マン)なんですね。緊張しますね」とMCの谷原章介キャスター。

   企業コンサルの仲介などを行う「ビザスク」では、例年は全社員が入社式に出席しているが、今年は先輩社員はリモートで参加した。この入社式を企画したのは、昨年4月(2020年)の緊急事態宣言下にオンライン形式の入社式を経験した入社2年目の社員たちだという。

   東京都庁では、新入職員の代表4人を前に、小池百合子知事が「成長と成熟が両立した明るい未来の東京を切り拓いていくことが私たちの役目です」とあいさつした。

アバターで参加した会社も

   変わったところでは、ゲーム開発会社の「モノアイテクノロジー」が行った「バーチャル入社式」。新入社員10人のほか社長や先輩社員も分身キャラクターのアバターとなり、画面の中であいさつしたり、名前を呼ばれて立ち上がったりしていた。

   谷原「カズさん、これどう思います?」

   金曜スペシャルキャスターのカズレーザー(お笑い芸人)「そこまでして式に出たいですかね。新しい生活様式とかニューノーマルなんて言いますけど、結局元に戻りたいという力の働きの方が大きいんだと思いました」

   小室淑恵(「ワーク・ライフバランス」代表取締役社長)「(コロナ禍で)失った時間を取り戻そうということを、会社が頑張ってやってくれている。それが仕事へのモチベーションにもつながっていくと思います。オンラインということで、おじいちゃん、おばあちゃんや大学のゼミの先生もログインできるなど、たくさんの人に見守られて入社式をした会社もあるそうです」