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だんじり入魂式に「こういうのは必要」 鈴木大地が「密」懸念論に一言

   「1日の感染者が初めて1000人を突破した大阪。重症病床の使用率も95%を超えました。そんな中、先週末に行われただんじりの入魂式には群衆が密になって盛り上がる姿が。大阪の今を緊急取材しました」と、MCの谷原章介が伝えた。

  • 番組公式サイトより。
    番組公式サイトより。
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保健所の指導のもとマスクや飲料水を用意

   話題にのぼった「だんじり」の入魂式とは、11日(2021年4月)に大阪・岸和田市で行われた行事だ。見学者が撮影した映像には、だんじりが通る道の沿道に多くの見物客の姿が確認できる。

   感染対策はどうだったのか。主催者は保健所の指導のもと、参加者用の不織布マスク2000枚、3リットルのアルコール除菌ボトル10本、回し飲み防止のため飲料水600本を用意したという。

   しかし見物客の中には、あごマスクをするなど対策が不十分な人も。現場にいた男性は番組のビデオ電話取材に応じ、「いつうつってもおかしくないなぁと思いました。思った以上に人が多かった。もう少し人との距離は取れたんじゃないかなと思います」と話した。

「これは不要不急の外出ではないと思います」

   谷原「だんじりというのは、やはり関西の人にとって特別なお祭りなんですか?」

   永島優美アナ「子どもから大人までみんなが参加する、大阪の方にとっては本当に大切なお祭りです。『だんじりの屋根に乗るのが夢だ』と言う人もいるくらいです」

   谷原「疫病退散など厄払いの願掛けの意味もあるお祭りですからね。今回は入魂式でしたが、参加者の間で感染が広がってしまうと祭り自体が開催できなくなってしまう。それは悲しいですよね」

   鈴木大地(初代スポーツ庁長官)「これは不要不急の外出ではないと思います。祈願でもあるし、『コロナに対してもやってやるぞ!』という気持ちになると思います。こういうのは必要です」

   さて、大阪の吉村洋文知事は「感染拡大が減少に入らなかったり、あるいは拡大の山を抑えることが難しい状況になれば、今までにないより強い緊急事態宣言が必要」と訴えている。「より強い」とは、どういう内容になるのか。

   昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師は「これ以上となると、おそらく店を閉めていただくことになるでしょう。商店街などで行われる安売りなど、人を集めるようなイベントも抑えない限り、どうしても人流は変わりません」と話している。

(ピノコ)